9月14日に21歳の誕生日を迎えた平岡。写真:滝川敏之

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 湘南ベルマーレのMF平岡大陽が9月14日、21歳の誕生日を迎えた。

 平岡は2021年に履正社高から加入すると、プロ初年度は10試合に出場し、1得点をマーク。主力として期待された2年目は怪我に苦しみ、13試合の出場に留まったが、シーズン終盤に復調。今季は22試合で2ゴールを挙げている。

 誕生日当日の練習後、オンライン取材に応じた平岡が、22歳までの今後1年間の抱負を語った。

「頼られるような存在になりたいです。湘南のベテランの選手たちは、自分の経験をみんなに伝えてくれるし、チームのことをすごく考えてくれている。自分だけでなく、周りに知識を広げています。僕も18歳で湘南に加入してからベテランたちの行動に助けられたので、見習いたいです」

 平岡はこれまでの道のりを問われると、次のように答えた。

「自分がもう21歳ということがショックですね(笑)。湘南に来たのが18歳なので......。早すぎて、時間、待ってくれよって感じ。でもなってしまったものは仕方ないし、大人になりたいです。色々始めたいですね」
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 大人になって新たに始めたいことのひとつに、ゴルフを挙げる。湘南では山本脩斗が周囲の選手から「山本プロ」と呼ばれるほどの実力者で、他にも山田直輝や池田昌生、今夏に湘南を退団したが、町野修斗や永木亮太らもゴルフを趣味としている。

「ゴルフは先輩がみんなやっているので、始めてもいいかなと思っています。用具が多いし、始めるのが大変そうやけど。実は半年前くらいに打ちっぱなしにいったんですよ。僕、左打ちやから、一番端でしかできひんし、イラついてました(笑)。でもここから練習して、頑張ります」

 サッカー選手としては、どう成長していきたいのか。

「アクションを起こすプレーやハイプレスなど、自分の良さはあるので、そこをどんな相手にも、どんな状況でも出せる選手になりたいです。自分が試合に出れば何をできる、というのを毎試合証明して、結果も出していきたい」

 平岡は次節の北海道コンサドーレ札幌戦で、自らを祝うバースデーゴールを挙げられるか。J1初ゴールを記録した思い出深い札幌の地で、再びチームを救う得点を決められれば、自身の言う「頼られる存在」にも一歩近づくはずだ。

取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)