電気料金やガス料金の補助金制度が延長に? 制度継続で電気料金はどの程度安くなる?
原油価格の高騰や国際情勢、円安などの影響による、電気料金の値上がり。家計への負担を軽減するために、国は「電気・ガス価格激変緩和対策事業」を実施。2023年1月使用分から、電気料金に対して補助金が適用されています。これにより、現在の電気料金はどの程度の割引となっているのでしょうか。
平均的な家庭の場合、1ヶ月あたりの電気料金は1,400円の割引に
「電気・ガス価格激変緩和対策事業」は、電気や都市ガスの小売事業者に補助金を給付することで、家庭や企業の電気料金やガス料金の負担を軽減すると仕組み。値引きを受けるための申請手続きなどは不要で、自動的に値引きが適用されています。
では、電気料金はどの程度の割引となっているのでしょうか。主に家庭で使用される低圧契約の場合、2023年1月~8月使用分の値引き単価は7円/kWhでしたが、2023年9月使用分は3.5円/kWhとなっています。2023年9月使用分の電気料金の値引き額は、3.5円/kWhに月々の使用量(kWh)を掛けた金額のため、例えば電気を月間400kWh使用している家庭の場合、1ヶ月あたりの電気料金は1,400円の割引となります。電気の使用量は、自宅に届いた「電気ご使用量のお知らせ」で確認することができます。
「電気・ガス価格激変緩和対策事業」は2023年9月使用分で終了となる予定でしたが、10月以降も補助金の給付が延長される見込みです。値引きの金額や期間はまだ発表されていないため、最新の情報をチェックしてください。
参照元:経済産業省 資源エネルギー庁「電気・都市ガスをご利用するみなさまへ-電気・ガス価格激変緩和対策事業」