未来の自動車は「意外とやさしいフォルム」なのか!? 「未来のN-BOX」担う新型が明らかに。

6年ぶりの完全新型


6年ぶりの新型となる3代目「N-BOX」(画像:ホンダ)。

 ホンダは2023年8月3日(木)、3代目となる新型「N-BOX」を発表しました。2017年以来6年ぶりの新型となります。

 ハイトワゴンの立役者として、先代までの"勝ちバターン"を踏襲した「正常進化」ともいえるクルマに仕上がっていますが、数々の新機軸が見られます。

 気になる見た目も地味に大きな変化が。まず顔は、無印・カスタムともに「垂直+水平」主体のフォルムになっており、ヘッドライト部もフロントグリルも、バンパー開口部も「長方形」に近い形状なのが特徴です。

「無印」のフロントグリルは水平ビームのデザインから大きく変化し、「丸穴デザイン」が採用されています。

 ライトまわりも大きく変化。無印「N-BOX」は独立した丸いヘッドランプだったのが、ヘッドランプのまわりに「リング形状のウインカー、しかも上下に2分割されていて、デイライトを兼ねている」という奇抜なものになりました。いっぽう「N-BOX カスタム」のライトは、フロントを完全横断する「横一文字」に。さらにウインカーは、シーケンシャル方式、いわゆる“流れるウインカー”になっています。

 内部は「各エッセンスがさらに良くなった」という、まさに「正常進化形」。前方視界の改善や、積載安定性向上、ミラーの視認性向上、空間の再配置で居住性向上など、先代からの絶妙な違いが打ち出されています。

 デザインは「シンプル、おしゃれ、品格、やさしさ」という、時代に即した価値観でもって味付けされ、ブランドに深みが加わってきました。

 今回の発表はインテリア・エクステリアのデザインが中心で、走行性能など詳細仕様は後日発表されるとのこと。

 N-BOXは2011(平成23)年に登場。現行の2代目は2021年、2022年と連続で登録車を含む国内販売台数ナンバーワンに輝いています。