バス・タクシー「運転手の名前出しません」掲示義務廃止 プライバシー保護へ法規改正
ダッシュボードにあったお馴染みの「顔写真付き名札」の風景が無くなります。
8月から規則改正で
路線バスのイメージ(乗りものニュース編集部撮影)。
国土交通省は2023年8月1日(火)、道路運送法に関わる施行規則などを改正施行。バスやタクシーの車内に乗務員の氏名を掲示する義務を廃止しました。
これまで、バスの車内には運転士の氏名が掲示され、タクシーでは乗客に見えるよう氏名、顔
写真、運転免許証の有効期限を掲出するようになっています。8月1日の改正で、その義務が廃止されます。
タクシーの場合、認可を得た運転手ということがわかるよう、運転者証が見えるようにする必要がありますが、その運転者証が、表から個人情報の見えないデザインに変わるというわけです。順次新しいものに交換となりますが、ある程度の経過措置もとられるとのことです。
改正の背景について国交省は「乗務員等のプライバシーにも配慮し、安心して働ける職場環境の整備を促進します」としています。