2つの高規格道路が、信号待ちなしで直結される予定です。

今回は橋脚設置工事の影響で一部通行止め


伊勢湾岸道と西知多産業道路を直結する「東海ジャンクション」の増設ランプ(画像:国土交通省)。

 国土交通省 愛知国道事務所は2023年7月21日(金)、東海市で進められている国道247号「西知多産業道路」の工事にともない、夜間通行止めを行うと発表しました。

 西知多産業道路は知多半島の主要南北軸のひとつとして、東海市から知多市の臨海工業地帯をむすびます。さらに高架主体の高規格道路として、最終的に中部国際空港方面へ直結する予定で、事業が順次進められています。

 中部国際空港へのアクセスは現在「知多半島道路」となっていますが、伊勢湾岸道に直結しておらず、大高〜名古屋南を経由するややこしいルートを強いられます。西知多道路が完成すれば、三重・東名・新東名方面から最短距離で直感的なネットワークが実現することとなります。全線開通は2027年度をめざすとしています。

 このうち、伊勢湾岸自動車道と交差する東海JCTでは、両者を直接つなぐランプがなく、乗り継ぐ際は、いったん伊勢湾岸を下りて一般道の交差点で右折待ちをする必要があり、渋滞が多発していました。

 そこでランプにより両者を直結させる工事が進められています。今回はJCT南側の国道247号の上下線のあいだに橋脚を設置する作業となり、広い作業スペースが必要なため通行止め措置が取られます。

 通行止めとなるのは、8月22日(火)から25日(金)までの、各日22時から翌日5時まで。日によって本線が2車線とも通行止めになる場合があり、側道へ迂回することとなります。

 今後はランプ部の橋桁架設工事もはじまっていきます。その都度、必要に応じて下の道路も通行止めなど規制の実施が予想されます。