「ようやく21世紀になりました!」チェコ軍が最新鋭攻撃ヘリAH-1Z「ヴァイパー」の到着に大喜び
待望のアメリカ製ヘリ。
やっとソ連の影響下から脱却
チェコ国防省は現地時間の2023年7月27日、最初のAH-1Z「ヴァイパー」攻撃ヘリコプターがアメリカから2機納入されたことを発表しました。
チェコが購入したAH-1Z「ヴァイパー」(画像:アメリカ海兵隊)。
国防省のTwitterでは「チェコカラーの新型AH-1Z『ヴァイパー』ヘリコプターが登場!」と投稿。さらに「空軍第22基地の兵士は今後数週間は間違いなく怒らないだろう」と喜びを表現しました。
公式でこうした喜びのコメントをするのには理由があります。同機は、東西冷戦でチェコがまだ東側陣営の頃から半世紀以上使っていた旧ソ連製のMi-24「ハインド」10機を置き換えるために購入した攻撃ヘリコプターです。
2019年に契約を済ませ、ようやく到着した最新鋭、そして初めての西側陣営製の攻撃ヘリコプターということで、同国将兵の喜びはかなりのもののようです。
待望の機体の到着に同国陸軍のTwitterも反応し「私たちはソ連製の機械の代替品を何年も待っていましたが、今日それが到着しました」「私たちのヘリコプター部隊は21世紀を迎えることになりました」とコメント。東西冷戦終了後、1999年にチェコは北大西洋条約機構(NATO)に加盟し、西側陣営の国となりましたが、ヘリはソ連製のままだったということで、ようやく訪れたヘリコプター部隊の冷戦時代終了をアピールしました。