デビューシーズンに強烈なインパクトを残した三笘薫【写真:Getty Images】

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ブライトンは6位でクラブ初のEL出場権を獲得

 イングランド1部ブライトンの日本代表MF三笘薫は今季のプレミアリーグで33試合7得点5アシストと鮮烈な活躍を見せ、デビューシーズンに強烈なインパクトを残した。

 チームメイトとともに欧州内で「目を引くブレイクタレント」の1人として絶賛されている。

 これがブライトンで初めて過ごすシーズンとなった三笘は開幕直後こそベンチスタートからの出番が続いていたが、途中就任のロベルト・デ・ゼルビ監督の下で左ウイングのファーストチョイスとなって躍動。鋭いドリブル突破で対峙するサイドバックに脅威を与えた。

 プレミアリーグで7得点、ベスト4に入ったFAカップで2得点、リーグカップで1得点とシーズン2桁得点も達成。アーセナルからはリーグとリーグカップの両方で得点を奪い、FAカップではリバプールを蹴落とす会心のゴラッソを決めた。

 チームとしてもプレミアリーグで6位に入り、来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得する充実のシーズン。三笘の他にも若くて将来性豊かなタレントが活躍した。今夏の移籍マーケットでは主力選手のビッグクラブへの移籍が噂されている。

 そうしたなかで、米スポーツ専門テレビ「ESPN」のジェームズ・オーリー記者は今季の欧州サッカー総括で「もっと見たいと思ったチーム」としてブライトンを挙げ、三笘についても言及している。

 オーリー記者は「9月にグレアム・ポッター(前監督)がチェルシーに去ったあと、イングランドではあまり知られていないロベルト・デ・ゼルビの下でどうなるのか大きな不安を抱えていた。しかし、進取の気性に富んだフットボールで見るものを楽しませ、初めてヨーロッパに進出した」と監督交代の不安を一層して快進撃を見せたブライトンの戦いぶりを絶賛。さらに「三笘薫、ペルヴィス・エストゥピニャン、エヴァン・ファーガソンの3人は本当に目を引くブレイクタレントだった」と3選手を名指しで称えていた。(FOOTBALL ZONE編集部)