MCPsが急動意、PBR0.4倍台でトップラインの伸びに着目
マナック・ケミカル・パートナーズ<4360.T>が3日ぶり急反騰に転じている。株価は一時6%高で640円台に駆け上がった。化学工業品及び医薬品の製造・販売などファインケミカル分野を主力に幅広く事業展開するが、抗菌剤なども手掛けており、子会社を通じて中国国内における輸出入業務も展開する。中国ではここにきて新型コロナウイルスのオミクロン株から派生した「XBB」への感染者が急増しており、経済活動への影響が警戒されている。そのなか、同社は過去に新型コロナの防疫関連の一角として急騰相場を演じた経緯があり、投資資金が流入した。
一方、株価指標面からも見直し余地が大きい。同社株はPERが10倍未満で、PBRは0.4倍台と超割安圏に放置されている。業績は急拡大した前期の反動で24年3月期は営業減益を見込むが、トップラインは大幅な伸びを継続する見通しにあり、原料コストの上昇については価格転嫁の発現が見込まれることで利益見通しが保守的との見方も強い。東証の改善要請で低PBR銘柄に株価を動意させる銘柄が相次ぐなか、底値圏で値ごろ感に着目した買いが同社株にも向かっている。
出所:MINKABU PRESS
一方、株価指標面からも見直し余地が大きい。同社株はPERが10倍未満で、PBRは0.4倍台と超割安圏に放置されている。業績は急拡大した前期の反動で24年3月期は営業減益を見込むが、トップラインは大幅な伸びを継続する見通しにあり、原料コストの上昇については価格転嫁の発現が見込まれることで利益見通しが保守的との見方も強い。東証の改善要請で低PBR銘柄に株価を動意させる銘柄が相次ぐなか、底値圏で値ごろ感に着目した買いが同社株にも向かっている。
出所:MINKABU PRESS