三笘薫は「120億円の価値がある」 英識者選出のプレミア週間ベスト11入り「電光石火の速さ」を絶賛
サウサンプトン戦で今季5アシスト目をマーク
イングランド1部ブライトンに所属する三笘薫は現地時間5月21日、プレミアリーグ第37節サウサンプトン戦にスタメン出場し、今季5アシスト目をマークした。
3-1で勝利を収めた一戦でチームの2点目を演出。決定機を2度外すなど課題もあったが、英公共放送「BBC」で解説者のガース・クルックス氏が選出する今節の「チーム・オブ・ザ・ウィーク」に三笘を選出している。
三笘のアシストは1-0で迎えた前半40分だった。左サイドを突破した三笘はスピードアップすると、相手が寄せてくる前に右足のアウトサイドで中央へ絶妙のグラウンダーのクロスを送った。そこにペナルティーエリア内へ走り込んできたFWエバン・ファーガソンが冷静に沈め、追加点を挙げた。
だが、三笘はこの日2度の決定機を決め切ることができなかった。前半7分、前線でボールを拾った三笘がキックフェイントから中へ切り込みペナルティーエリア内からシュート。フリーで放った大きなチャンスだったが、ボールは惜しくも枠右に外れた。さらに前半21分、今度は相手GKのパスを勢い良くインターセプト。1対1での2回目の決定機を迎えたが、軽く浮かせたシュートは左ポストに直撃し、惜しくもネットを揺らすことができなかった。
それでも、「BBC」で解説者のクルックス氏が選出する今節の「チーム・オブ・ザ・ウィーク」に選出。三笘について「この選手はなんて素晴らしいシーズンを過ごしたんだろう。3-1で勝利したサウサンプトン戦で彼がスコアシートに載っていなかったのはなぜか分からない。彼は電光石火の速さでボールを足もとに置くとほぼ同じ速さで走ることができる。三笘薫は全力でプレーしており、今日の市場では少なくとも7000万ポンド(約120億円)の価値があるが、ブライトンが可能な限り彼を引きとめなければ」と称賛。さらにアシストについても「彼のボールは本当に素晴らしかった」と称えた。
今季のプレミアリーグ、三笘の存在感は増すばかりだ。(FOOTBALL ZONE編集部)