シャープが8%超安と急落、前期の最終赤字転落を嫌気する売り膨らむ
シャープ<6753.T>が急落。株価は、前日に比べ8%超安に売られた。11日に決算発表を行い23年3月期の最終損益が2608億4000万円の赤字(前の期は739億9100万円の黒字)に転落したことが嫌気された。ディスプレイデバイスを中心に2205億円の減損損失を計上したことが響いた。前期配当は無配(同40円)とした。24年3月期の最終損益は100億円への黒字転換が予想されている。市場では、今回の決算をネガティブ視している。今後に関しては、ディスプレイ事業の事業継続性をどうみるのか、あるいは筆頭株主である台湾・鴻海グループは同社をどう位置付けるのか、にも関心が向けられている。
出所:MINKABU PRESS
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