米外為市場サマリー:良好な米雇用統計を受け一時135円10銭台に上昇

写真拡大

 5日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=134円80銭前後と前日に比べ50銭程度のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=148円36銭前後と同50銭弱のユーロ高・円安だった。
 
 この日に米労働省が発表した4月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数が前月から25万3000人増え、市場予想の18万人を上回った。また、失業率は3.4%と3月の3.5%から低下し、平均時給は前月比0.5%増と3月の0.3%増から加速した。米景気の過度な先行き不安が後退するなか、ドル円相場は一時135円12銭まで上伸した。ただ、この水準では戻り待ちのドル売り圧力が強く、買い一巡後は134円60銭台まで押される場面があった。一方、欧州中央銀行(ECB)の利上げ継続観測などを背景に、ユーロは対ドルや対円で堅調だった。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1019ドル前後と前日に比べて0.0007ドル程度のユーロ高・ドル安だった。



出所:MINKABU PRESS