２６日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比２２８．９６ドル安の３万３３０１．８７ドルと続落した。
　
　多額の預金流出が判明した米地銀のファースト・リパブリック・バンク＜FRC＞が前日比３０％安と大幅続落。金融不安が再燃し銀行株などが下落した。その一方、ハイテク株は底堅く推移した。このため、ＮＹダウは下落したがナスダック指数は上昇と高安まちまちだった。ＪＰモルガン＜JPM＞やバンカメ＜BAC＞、ウェルズ・ファーゴ＜WFC＞が下落。原油安でエクソン・モービル＜XOM＞やシェブロン＜CVX＞も値を下げた。ウォルト・ディズニー＜DIS＞やコカ・コーラ＜KO＞も軟調だった。半面、決算内容が好感されマイクロソフト＜MSFT＞が急伸したほか、エヌビディア＜NVDA＞やアマゾン＜AMZN＞が上昇。同じく決算が好感されたボーイング＜BA＞が買われたほか、スターバックス＜SBUX＞やセールスフォース＜CRM＞が値を上げた。

　ナスダック総合株価指数は、５５．１９４ポイント高の１万１８５４．３５１と３日ぶりに反発した。

出所：MINKABU PRESS