スカーゲンの新作「SAMSØ」は“世界一エコな島”をテーマにしたサステナブルなタイムピース

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デンマーク発のブランド・スカーゲンより、ソーラームーブメントを搭載した新作コレクション「SAMSØ(サムソ)」(2万7500円)が登場。

そのネーミングは、再生可能エネルギーの実用化で世界的に知られるデンマークの美しい島に由来するもの。名前の通り、地球環境に対する負荷を最大限配慮したサステナブルなタイムピースです。

1989年にデンマークで創業、北欧らしい洗練された美しいデザインで人気を集めるスカーゲン。近年は、環境問題へと積極的に取り組むデンマークにインスパイアされた、サステナブルなモノづくりに力を入れています。

原材料はもとより製造工程に至るまで、環境フットプリントをより低減できる手段を常に模索し、よりよい方法へとアップデート。多くのパートナーシップやサプライヤーとの協力のもと、これまでも環境負荷を考えたさまざまなモノづくりを実現してきました。

そんなスカーゲンのブランド姿勢を全面的に体現するものとして登場する今回のコレクション。「SAMSØ」というネーミングは、化石燃料から再生可能エネルギーへとエネルギーシステムを完全に転換し、世界初の再生可能エネルギー島となったデンマーク・中央ユラン地域に属する「サムソ島」に由来しています。

まずケースとケースバック、アウターダイヤルには、廃棄プラスチックのアップサイクルを手がけるスイス・Tide Ocean社のマテリアルを使用。これは海洋から回収された廃棄プラスチックや、そのまま放っておくと海へ流出し環境を汚染するおそれのあるオーシャンバウンド・プラスチックを原料としたリサイクル素材です。

また、駆動部分に使われているのは、ダイヤルに露出したパネルが太陽光や照明などの光をエネルギーに変えて駆動する日本製三針ソーラームーブメント。わずらわしい電池の定期交換はもちろん不要、一度フル充電させれば6ヶ月もの間充電なしで駆動できるというタフなスタミナもうれしいポイント。

さらに風防には、ひまし油を45%使用した“バイオベースナイロン”を一部に使用したクリスタルを使用しています。一般的なナイロンが原油を原料に作られるのに対して、この“バイオベースナイロン”は、植物の糖分を発酵させることで生成されるカプロラクタムを用いて製造されたもの。ナイロンの強みである軽さや耐久性はそのままに、よりいっそうの環境負荷低減を実現しています。

また、デザイン上のアクセントとなっているのが鮮やかなマルチカラーのウーブンストラップ。これももちろん100%リサイクル素材に由来したもので、ペットボトルやポリエステル製衣類から出たあまり糸、パッケージから出るプラスチック廃棄物など、リサイクルプラスチックとリサイクルポリエステルからつくられた再生素材“rPET”が使われています。ざっくりとした編まれた質感はこれからの季節には特にぴったり。ポップでカジュアルな雰囲気ながら、洗練された配色には北欧らしいセンスのよさを感じさせます。

ケースサイズはジェンダーレスに使える37mmで、ブラック、カーキ、ブルーのケースにそれぞれポップなストラップを組み合わせた4つのカラーバリエーションを用意。どれを選んでも、春夏の手元を明るく彩ってくれそうです。

>> スカーゲン

<文/&GP>

 

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