出川哲朗

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 2023年3月31日深夜を以って、テレビ朝日系の深夜バラエティ番組『タモリ倶楽部』が40年あまりの歴史に幕を閉じる。後番組は長らく発表されていなかったが、3月10日のテレビ朝日の改編説明会にて、毎週木曜深夜に放送されている『出川一茂ホラン☆フシギの会』が枠移動し、放送される事が発表されている。

 『出川一茂ホラン☆フシギの会』は、出川哲朗、長嶋一茂、ホラン千秋の3人がメインを務める番組で、放送は2022年10月からと比較的新しい番組である。だが、番組開始から約2か月後の12月31日には、本番組をベースにした年越し番組が放送(『ザワつく!!年越しフシギ大賞!!!』)されるなど、早くもテレ朝深夜の看板番組と言ってもいい活躍をしている。

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 人気の秘訣は、『タモリ倶楽部』にも負けない「マニアックな視点」にあるようだ。『出川一茂ホラン☆フシギの会』の番組コンセプトはタイトルの通り、「不思議」や「オカルト」をメインにしたものだが、それに収まらない様々な企画を放送している。

 例えば、2023年2月2日深夜と9日深夜に放送された「卵かけご飯」というテーマでは、出川が「はちみつ梅干しと生卵」という食べ方に対し、ホランが「赤飯に生卵を乗せる」というあまりない食べ方を実践する内容など、なんと2週に分けて紹介された。

 また、1月26日深夜に放送された「出川が検証!お化け階段&化け地蔵」というテーマでは、出川が行きと帰りで段数が違う「お化け階段」と、同じく行きと帰りで数が違う「化け地蔵」の二つを体当たりリポートする内容が特にホラーテイストが強く、出川のリアクション含めて視聴者から評判が高かったという。

 さらに、ホランも長年に渡るバラエティ出演の経験から、一茂と出川を相手に自由奔放にツッコむシーンが早くも「番組のお約束」になっており、どんなテーマでも回収できる力強さを持った番組と言える。

 『タモリ倶楽部』とは雰囲気の異なる番組だが、『フシギの会』も独自の「自由」や「マニアックさ」を追求した番組になりそうだ。