難病ALSの母とヤングケアラーの息子、呼吸器をつけるかどうか…18歳に重すぎる選択
日本テレビ系ドキュメンタリー番組『NNNドキュメント’23』(毎週日曜24:55〜)では、難病・ALSの母親とヤングケアラーの息子を追った『ありがとう、ごめんね…』(札幌テレビ制作)を、きょう22日に放送する。
母・仁美さん(左)からの相談を受け入れられない息子・謙太郎さん
日常的に介護や家事を担う18歳未満の子どもたち、いわゆる「ヤングケアラー」。帯広市に住む佐藤謙太郎さん(18)が、ヤングケアラーになったのは、高校3年の春のことだった。母親の仁美さんが全身の筋肉が衰えていく難病・ALSと診断されたのだ。すでに1人で立ち上がることや歩くことはできず、今後、のどの筋肉も衰えてしまうと、呼吸器をつける必要がある。
夏、仁美さんののどの具合は、徐々に悪化し、親子は呼吸器をつけるかどうか、選択に迫られることになった。「息子の負担をこれ以上増やしたくない」と思い悩む仁美さん。ある日の夜、仁美さんは謙太郎さんに相談するが、謙太郎さんは「いまはイライラしているから無理」と言い放ってしまった。その選択は、18歳には抱えきれないほどの重さだった…。
北海道はケアラーを支援するための条例を施行。相談窓口が設置され、ケアラー支援推進チームも動き出した。番組では、条例の施行から支援を始める自治体や団体の模索を追いながら、当事者の取材を重ね、ヤングケアラーにとって本当に必要な支援とは何かを考える。そして現実を受け止めながら生きる家族の姿を描く。
母・仁美さん(左)からの相談を受け入れられない息子・謙太郎さん
日常的に介護や家事を担う18歳未満の子どもたち、いわゆる「ヤングケアラー」。帯広市に住む佐藤謙太郎さん(18)が、ヤングケアラーになったのは、高校3年の春のことだった。母親の仁美さんが全身の筋肉が衰えていく難病・ALSと診断されたのだ。すでに1人で立ち上がることや歩くことはできず、今後、のどの筋肉も衰えてしまうと、呼吸器をつける必要がある。
北海道はケアラーを支援するための条例を施行。相談窓口が設置され、ケアラー支援推進チームも動き出した。番組では、条例の施行から支援を始める自治体や団体の模索を追いながら、当事者の取材を重ね、ヤングケアラーにとって本当に必要な支援とは何かを考える。そして現実を受け止めながら生きる家族の姿を描く。