うわ最悪! 知らないうちに「ドアパンチ」! 「駐車中のトラブル」何がある? 驚きの調査結果とは

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「ドアパンチ」約3人に1人が経験!? どう予防する?

 カーナビなどの車載器を手掛けるパイオニアは2022年12月7日、「ドライブレコーダーの利用状況に関する調査」の結果を公表しました。
 
 その調査のなかで、「駐車中のトラブル」に関するアンケートを実施しています。

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 調査は自宅にクルマを保有する男女1200名に対しておこなわれました。アンケートの内容は、所有するクルマを駐車場に停めておく際に起こるトラブルについて聞いています。

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 まず、どのようなトラブルが不安かという質問では、接触事故を起こしたのに関わらず犯人が逃走してしまう「当て逃げ」と、駐車場などで隣のクルマからドアをぶつけられる「ドアパンチ」などに不安を感じている回答者が82.7%いました。

 さらに、ドアをこじ開けられて車内の貴重品などを盗まれてしまう「車上荒らし」に対して不安を抱いているユーザーは72.2%、「クルマへのいたずら」に不安なユーザーは73.1%、「クルマの盗難」については63.4%のユーザーが不安だと回答しました。

 ドアパンチは風の強い日にドアを開けると風で煽られてしまうのが主な原因ですが、不注意により起きてしまうこともあります。そのリスクを回避すべく駐車場の奥へ停めたり、壁に寄せて駐車することでリスクを回避する方法を取るユーザーもなかにはいるようです。

 また、実際に駐車中に被害にあったトラブルでは、ドアパンチが31.5%もの回答者から経験があると回答。これは約3人に1人という割合です。

 ほか、当て逃げの被害を受けたことのあるユーザーは20.9%で、こちらも約5人に1人以上が駐車時に他車に接触されるトラブルに見舞われています。

 そのほか、車上荒らしが8.7%、クルマを盗難されてしまったことのあるユーザーは2.3%という結果でした。

 車上荒らしや車両盗難に対して、どのような対策が効果的かを聞いた質問では、「位置情報がすぐにわかる」が48.6%、「異常を検知した際に車両から音でアラートを発してくれる」が45.5%、「異常を検知したときに通知でしらせてくれる」が41.8%のユーザーが効果ありと考えているようです。

 パイオニアはこのアンケート結果に対し、駐車中のトラブルは誰にでも起こりうる身近なリスクであり、日常に潜むトラブルを未然に防いで愛車を見守るセキュリティ監視機能の需要拡大が見込まれると説明しています。

※ ※ ※

 駐車中に起こるトラブルでは、その瞬間を見ているわけではないので、時間が経って気づくケースが多いと考えられます。

 万が一トラブルに合ってしまった場合、エンジン停止時にも作動する駐車監視機能付きのドライブレコーダーや、衝撃を検知するセキュリティアラームが有効で、近年ではコネクテッドサービスの充実により、車両に異常があれば専用アプリから通知してくれる機能も存在します。

 このような機能を活用し、駐車中のトラブルを予防する対策を講ずることも考えたほうがよいかもしれません。