オランダを退け準決勝進出に喜ぶアルゼンチンのメッシ【写真:ロイター】

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カタールW杯準々決勝でまさかのプレー

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は9日(日本時間10日)、準々決勝でアルゼンチンはオランダと2-2で突入した延長戦で決着つかず、PK戦の末に4-3で勝利。4強進出を決めた。エースFWリオネル・メッシはチーム2点目となるゴールを決め、初のW杯制覇にまた一歩近づいた。一方で試合中、あからさまなハンドにイエローが出ないという場面があり、海外識者からは「メッシも神の手を手に入れたと言われているのではないだろうか」といった声が上がっている。

 思わず手が伸びた。アルゼンチンが1点リードで迎えた前半アディショナルタイム10分。自陣からのフィードがカットされ、オランダDFアケがクリアしたボールに飛び込んだメッシは“堂々と”右手を出し、ボールの動きに合わせてこれを止めた。当然、直後に主審の笛。しかし、イエローカードは出ず。オランダの選手たちは不満そうな表情を浮かべた。

 これには海外識者たちもツイッターで反応。米ニューヨーク州地元局「スポーツネット・ニューヨーク」でリポーターを務めるクリス・ウィリアムソン氏は「巷ではメッシも神の手を手に入れたと言われているのではないだろうか?」と皮肉をつづり、英公共放送局「BBC」などに寄稿するジャーナリストのミハイル・ボーズ氏も「確実にメッシはあのハンドで警告を受けるべきだった。偉大な選手だとしても許されてはいけないあからさまな反則」とメッシのプレーに憤慨した。

(THE ANSWER編集部)