デカい!と話題の韓国式ギョーザ「マンドゥ」。本場の食べ方を徹底調査
ふとしたときに食べたくなる「韓国料理」。最近では本場の味を手軽に楽しめる商品も増えてきましたよね。そこで、今回は『bibigo(ビビゴ)』を展開する、CJ FOODS JAPAN株式会社 マーケティング部 部長のソン・フウジョンさんと市川紗世さんに、韓国料理の魅力やおすすめの商品など教えてもらいました。
「マンドゥ」って知ってる?おうちで楽しめる韓国料理の秘密
「CJ FOODS JAPAN」は、韓国の代表的な調味料「ダシダ」や、100%果実発酵の飲むお酢「美酢(ミチョ)」、そして、グローバル韓国料理ブランド「bibigo(ビビゴ)」を展開する、韓国食品メーカーの日本法人です。
●2017年に誕生した、おうちで楽しめる「韓国料理」
今回ご紹介する「bibigo」は、2017年に誕生し、現在世界50か国以上で100種類以上販売。最近では、梨泰院クラスに出演し、大人気の俳優・パク・ソジュンさんの「王(ワン)マンドゥやけたよ!」というCMやポスタービジュアルなどで、見たことがあるという方も多いのでは?
おもに韓国料理を扱うブランドで、オーソドックスな韓国料理はもちろん、冷凍食品や調味料、HMR(調理済み食品)商品など、幅広い商品を開発・販売しています。
「bibigoは伝統的な韓国料理に現代人が追及する価値をプラスし、新しいライフスタイルを生み出すグローバル韓国料理ブランドです。その想いが、ブランド名とロゴに込められています」(市川さん)
ちなみにbibigoとは、MIX・混ぜるという、異なるものが合わさり、調和してバランスが取れるという意味の“ビビム”という韓国語に、英語の“GO”という韓国料理のグローバル化を目指す理念をプラスした合成語なのだとか。
「ロゴマークは、韓国料理の代表格であるビビンバの器に、スプーンと箸を一緒につかって食べる韓国の食文化を足して表現しています。ビビンバの器は石の釜でできていますが、食事が終わるまで料理が冷めないように、おいしく食べられるようにという韓国の食文化と想いが込められたロゴなんですよ」(市川さん)
●大きいのにヘルシー!マンドゥってなに?
そんなbibigoの主力商品が「王(ワン)マンドゥ」。ギョーザのようで、じつはギョーザじゃない。マンドゥとはどんな食べ物でしょうか?
「マンドゥとは韓国式のギョーザで、具材は豚肉と5種類の野菜に加えて、韓国春雨と豆腐がバランスよく入っています。bibigoの王マンドゥは1個35gなので、日本のギョーザに比べてかなり大きいですが、ヘルシーです。薄いのに破れない、もちもちの皮なので鍋に入れても崩れずに、『焼く』以外にもさまざまな食べ方が楽しめます」(成さん)
昨年商品名とパッケージをリニューアルした王マンドゥは、もともとは「王餃子(おうぎょうざ)」という名前で販売。その当時から口コミで「おいしい」と評判になり、徐々に人気が出たそうです。
「『王餃子』の試食イベントをしたとき、『おいしい』というお声を頂いて人気だったのですが、食べたお客さまから『日本のギョーザと違う! 韓国のギョーザなのね!』といった声もたくさんありました。そこで、本来の料理名である、マンドゥという名前でリニューアルすることにしました」(成さん)
1kgの大容量サイズと350gを販売しているので、ライフスタイルに合わせて選択可能。そして種類も、いちばん人気の「肉&野菜」のほかに、キムチ、韓国式水ギョーザが楽しめる水マンドゥなどもあるので、自分の“推し”を見つけるのもおすすめです。
●「ヤンニョムチキン」は本場の味が楽しめる
bibigoではほかにもイチオシ商品がたくさん! たとえば、SNSなどでもよく見かける「ヤンニョムチキン」。こちらも本場の味が電子レンジで温めるだけで手軽に楽しめます。
「ヤンニョムチキンは韓国だとお店やデリバリーで食べることが多く、それがおうちで簡単に楽しめたら…ということで開発しました。高温の油で衣を2回揚げているので、韓国式チキンならではのサクサクの食感が楽しめます。また、決め手となる『ヤンニョムソース』にも、かなりこだわっているので、韓国企業ならではの本場の味を味わうことができますよ」(ソンさん)
ジューシーな鶏もも肉のうま味と、甘辛ソースがかかったサクサク衣のヤンニョムチキンは、おかずとしてももちろん、ビールのお供にも最高です! 甘さと辛さのバランスが絶妙で、やみつきになる味わいは箸が進むこと間違いなし。
●韓国料理と言えば?の料理もまさかの冷凍に!
また、韓国料理といえば外せないのが「キムチ」ですよね。bibigoでも当然キムチは取り扱っているのですが、なんと冷蔵に加えて“冷凍キムチ”もラインナップにあります。
「キムチは冷蔵がメインですが、1回使いきりの冷凍キムチ小分けタイプもあります。独自の技術でいちばんおいしい時期を急速冷凍しているので、白菜のシャキシャキ食感を残したまま、いつでも新鮮で食べ頃のキムチが味わえます」(市川さん)
キムチは発酵食品のため、時間が経つと味が酸っぱくなってしまいます韓国ではその味の変化も楽しみますが、日本では常にいちばんおいしい状態が求められる傾向なのだとか。
「冷凍キムチは、いちばんおいしい状態を急速冷凍しているのでいつでもベストなキムチが食べられます。あとは冷蔵庫にキムチを入れているとニオイが気になるという方もいらっしゃると思いますが、これは小分けの使いきりパックなので、保存もしやすくニオイも気になりません。多様なお客さまのニーズに応えた商品なのでぜひお試しいただけるとうれしいです」(ソンさん)
そのほかにも本格的な韓国料理を楽しみたい方におすすめなのが「本格ユッケジャン」。これは韓国から輸入しているので、本場の味が楽しめるのですが…調理法が器に移してレンジで“温めるだけ”ととても簡単! おうちでもお店のような本格的な味が手軽に食べられるのでぜひお試しあれ。
●販売している商品は日本と韓国で違うの?
本格的な味を提供する「bibigo」ですが、日本で販売している味は韓国のものと違うのでしょうか?
「韓国からそのまま輸入するものもあれば、日本人の味覚に合うようにチューニングしたものもあります。たとえば、王マンドゥはいろんな国で販売していますが、日本向けの商品と韓国で販売しているのとでは味が少し異なります」(ソンさん)
ぜひ渡韓した際には、韓国のものと食べ比べてみるというのも新たな発見があっておもしろいかもしれませんね。最後に、「韓国料理の魅力」と「今後の目標」についてお伺いしました。
「韓国では、最初に『調子どう?』て聞くよりも、『ごはん食べた?』と聞くことが多いくらい、食事を大切にしている文化です。だからこそ、食事が人とのコミュニケーションや、絆を深め合うきっかけにもなります。私たちもその中心になる手助けができたらうれしいです!」(市川さん)
「韓国料理は、キムチをはじめとした発酵料理が多く、手間と時間もかかる真心のこもった料理で、1つの鍋を囲んでスプーンで食べる“シェア”文化が根底にあります。最近、コロナ禍もあって『つながり』にニーズを求められる部分があると思いますが、そういったところでもエネルギーをもってシェアしたくなるような提案をこれからも目指していきたいですね」(ソンさん)
韓国料理は、主食がお米なので日本人にも親しみやすく、野菜も豊富。なかなか旅行が難しい今、韓国料理を通じて文化に触れるのもおすすめです! ぜひその奥深さに触れてみてはいかがでしょうか。