「山手線最後の踏切」の代替道路 どんな姿に? 線路またぐ橋が計画変更
“最後の踏切”からのアクセスが良くなります。
山手線またぐ新たな橋の計画 住民要望受け構造変更
「山手線最後の踏切」を代替する予定である東京都北区内の道路事業で、住民の意見を受け構造が変更されることになりました。2022年10月に東京都第六建設事務所が開催するオープンハウス(事業について住民へ周知する場)にて説明されます。
補助92号線の橋を架ける位置。山手貨物線(湘南新宿ライン等)と山手線(旅客線)が掘割のなかで立体交差する(画像:Google)。
この道路は、北区中里三丁目と田端五丁目を結ぶ補助92号線。山手線(旅客線)で唯一残っている第二中里踏切(駒込〜田端間)から150mほど東側で、山手線の掘割をまたぐ橋を建設するものです。
この完成をもって、第二中里踏切は廃止されることがJR東日本と北区のあいだで合意されています。
当初計画では、補助92号線本線の高さが橋の北側で現地盤より最大2.5m高くなるとされていましたが、これを3.2mに変更。そのうえで、橋の下によって分断される生活道路をつなぐトンネル状の横断路が建設されます。
橋は車道と両側の歩道が分離され、歩道部を若干低くすることで、勾配を抑える構造となっています。ただし計画の幅員では自転車専用レーンを設けることは困難なため、自転車は車道を通行する見込みです。
橋の部分の着工は、おおむね2024年度ころの想定だそうです。