お腹超ぼってり!! エア・カナダ、ユニーク形状の新型旅客機を30機購入へ その強みとは?
2028年にデビュー予定です!
リチウム電池で駆動する「電動ハイブリッド旅客機」
エア・カナダが、スウェーデンのハート エアロスペースが開発を進めている旅客機「ES-30」を30機購入する契約を締結しました。就航開始は2028年の予定です。
エア・カナダのES-30電気ハイブリッド航空機(画像:エア・カナダ)。
ES-30は、4発プロペラで推進する電動ハイブリッド旅客機。胴体下部が大きく膨らんだ独特の設計が特徴です。座席配置は横1-2列で、30人の乗客を乗せることができます。
ES-30はリチウムイオン電池で駆動し、全電動モードだと200kmの航続距離をもちます。また、電気と燃料のハイブリッド運航の場合、航続距離400kmまで延長。さらに、旅客数25人以下であれば800kmの距離を飛ぶことができるとのことです。なお、電池への充電は30分から50分で完了すると見込まれています。
この方式を採用したことにより、50席ターボプロップと比較して、1席あたり50%以上のCO2削減が期待されるほか、離着陸時の騒音抑制にもつながるとしています。