エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

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米メディアが特に現実的と考えているチームは

 球団売却を検討していることが明らかになった米大リーグ・エンゼルス。これに伴い、2023年シーズン後にフリーエージェント(FA)となる大谷翔平投手の去就も米国では注目されている。米メディアは移籍先として「可能性を見た」13球団をピックアップ。特に現実的な7球団も紹介している。

 米ヤフースポーツは「エンゼルス売却がショウヘイ・オオタニとマイク・トラウトとアナハイムに意味することとは? 連鎖反応の可能性もある」との見出しで記事を掲載。球団売却が実現した場合、「買い手がオオタニの(残留への)考えを変えることは出来るか? 可能性はある。しかし、タイミングがそれを許さないだろう」と、大谷が新天地に移る可能性の方が高いと見ているようだ。

 記事では「オオタニに相応しい球団は、少なくとも堅実なファームシステムと、より重要なのは3億5000万ドル(約479億円)かそれ以上を払って彼と長期契約を結ぶ意欲だ。現実的な新天地はそれほど多くない。13球団に可能性を見たが、7球団がより現実的だろう」としている。

 より可能性があると紹介されているのは、ドジャース、ジャイアンツ、メッツ、ヤンキース、カージナルス、レンジャーズ、ブレーブスの7球団。ドジャースについては「アンドリュー・フリードマンのスター集団には、彼(大谷)を連れてこれる若い才能がおり、彼の成功を助けられる組織的な能力もある。6人でのローテーションも可能だ」と、二刀流起用の障壁が少ないことに注目している。

 同じ西海岸のジャイアンツは「2024年以降の経済的なコミットが驚くほど少ない。ジャイアンツ以下はパイレーツとオリオールズだけだ。今冬の大型契約に乗り出すのに、これ以上良い位置にいる球団はいないかもしれない」と指摘されており、ヤンキースは「実現させるプロスペクトと金が明らかにある。しかしGMのブライアン・キャッシュマンは近年、このようなトレードを躊躇している」と記されていた。

 7球団に加え、ブルージェイズ、マリナーズ、レッドソックス、アストロズ、パドレス、カブスと合わせて13球団が大谷の移籍先候補として挙げられている。また、記事では「買い手に球団を渡すまでには1年近くかかるだろう」と、エンゼルスの売却について伝えられている。

(THE ANSWER編集部)