今年4月に栃木市内に開館した栃木市立文学館で、1階に設けられた「小平浪平翁記念室」の展示が完成し22日、記念式典が開かれました。

 

式典には日立製作所の東原敏昭会長や小平浪平翁記念会の大川吉弘会長、大川秀子栃木市長など約15人が出席しました。栃木市立文学館は栃木町役場として1921年に建てられ、栃木市役所の庁舎としても使われた建物を整備し、2022年4月27日に開館しました。記念室は日立製作所の創業者である小平浪平の功績などを紹介するものです。

 

式典では大川市長が「この記念室が今の世代には顕彰のため、次の世代の若者のモノづくりの拠点となるよう努力していく」とあいさつ。続いて東原会長ら3人がテープカットを行い、完成を祝いました。東原会長は「茨城県日立市にある日立オリジンパークの『小平記念館』と連携し、周回できるようになるとよい」と話しました。

 

午後には栃木市文化会館で東原会長による記念の特別講演が行われ、式典の参加者や市民などが話に耳を傾けました。