青地or黒地どちらが好み? イタリア警察&国家憲兵 ヤマハ「トレーサー9」同時に導入
ドカティやモトグッチ、アプリリアではなく日本のヤマハ。
2022年2月から配備始まり、イタリア全土に配備済み
イタリア国家警察とカラビニエリ(国家憲兵)はともに2022年7年末、新たな取締用2輪車としてヤマハ「TRACER(トレーサー)9」を導入したと発表、その画像を公開しました。
「TRACER 9」は、排気量888ccの水冷直列3気筒DOHCガソリンエンジンを積むスポーツツアラーです。なお、市販車にはクルーズコントロールシステムやダンパー内蔵サイドケース取り付けステーなども装備されています。
イタリア国家警察のヤマハ「TRACER 9」(画像:イタリア国家警察)。
イタリア国家警察の説明によると、この新しいオートバイは170台導入される計画で、車体自体は今年2月から配備が始まっており、まもなく全数が納入されるとのこと。すでにイタリア全土で活動を開始しているそうです。
また、ほぼ同時に導入したカラビニエリにおいても運用が始まっているそうで、こちらも公式SNSなどで特徴あるカラーリングをまとった「TRACER 9」を公開しています。
警察用二輪車としての改造はカラーリングだけでなく、LED仕様の点滅式警光灯、薄型サイレンアンプとネオジムスピーカーからなるサウンドキット、車載無線機の搭載などだそうで、加速性や乗り心地、汎用性などが際立って優れているといいます。
なお、イタリア国家警察は、先んじてヤマハ「FJR」も2020年に取締用2輪車として導入しており、「TRACER 9」はそれに続くものだとしています。