世界初の「旅客機降機法」誕生 「機体のドア」フル活用で効率も大幅UP? インド
後部座席だから降りるまで時間が…というのも解消されそうですね!
デリーなど3空港、エアバス機で
インドの航空会社、インディゴ(IndiGo)が2022年8月より、世界初という新たな降機方法を導入しました。機体の3つのドアを用いて、旅客を降機させるという仕組みです。
インディゴのエアバス機(画像:IndiGo)。
降機には左右最前方のドアと左側後部のドアを用います。この「3点降機」は、まずデリー、ムンバイ、ベンガルール空港で、空港ビルから離れていることから、搭乗橋を用いない駐機場に到着する、エアバスA320、A321旅客機で採用。今後は、このサービスの拡大を目指すとしています。
インディゴによると、この「3点降機」の導入で、旅客が降機できる出口がふえるぶん、運用の効率改善、ならびに定時制の向上につながるとのことです。ちなみに、日本国内で発着するA320、A321旅客機の場合、最前方左側の1箇所のドアのみを用いるケースが大多数です。