被害の全容把握にも相当な期間を要するようです。

8月5日の運行計画は

 2022年8月3日からの大雨の影響により、東北や新潟の鉄道で大きな被害が出ています。JR東日本などの発表によると、5日(金)以降も運転を見合わせる区間は次の通りです。


磐越西線 濁川橋梁が流出した(画像:JR東日本)。

・山形新幹線 福島〜新庄
・奥羽本線 庭坂〜赤湯
・磐越西線 会津若松〜野沢(終日)、野沢〜馬下間(16時頃まで)
・米坂線 全線
・羽越本線 新発田〜村上(終日)、村上〜あつみ温泉(16時頃まで)
・奥羽本線 東能代〜大館(バス代行あり)
・五能線 岩館〜深浦
・IGRいわて銀河鉄道 いわて沼宮内〜二戸
・山形鉄道フラワー長井線 全線

 これ以外の路線でも、列車の本数を減らして運行する区間が多数あります。なお代行バスは奥羽本線 東能代〜大館間を除き設定されていません。

 線路施設への被害も深刻です。磐越西線の喜多方〜山都間では橋梁が流出し、当面の間運転見合わせとなりました。五能線でも橋梁の損傷が確認されており、復旧に10日前後を要する見通し。秋田県内は奥羽本線の下川沿〜大館間でも路盤が流出しており、秋田と青森を結ぶ2ルートが寸断されています。

 また、山形新幹線の列車も走る奥羽本線の置賜〜高畠間でも路盤が流出しており、復旧作業が進められています。

 線路の被害は今後、さらに発見されていくと予想され、長期の運休を余儀なくされる区間も出てきそうです。