値上げ分はバリアフリー設備の整備へ充当。


小田急電鉄の5000形電車(2019年11月、恵 知仁撮影)。

 小田急電鉄は「鉄道駅バリアフリー料金制度」の活用に伴い、2023年3月ごろより一部の旅客運賃を値上げします。

 対象はきっぷとICカード(いずれも大人)。普通旅客運賃が10円、定期旅客運賃(通勤)が1か月600円、3か月1710円、6か月3240円の加算です。子ども運賃(一律50円)および通学定期は据え置かれます。

 対象路線は小田急全線です。加算額は、老朽化した昇降機の更新などバリアフリー設備の整備へ充当されます。小田急電鉄は「年齢や障がいの有無にかかわらず、どなたにも 一層安心してご移動いただける環境整備を進める」としています。