母娘にどストライク車種、どう進化?

5年目からまた売れ出した「キャンバス」ついにフルチェン!

 ダイハツが2022年7月13日(水)より、新型「ムーヴキャンバス」を発売します。約6年ぶりのフルモデルチェンジです。


新型ムーヴキャンバス。左が2トーンの「ストライプス」、右がモノトーンの「セオリー」(画像:ダイハツ)。

 ムーヴの派生車として2016年に発売した初代キャンバスは、丸みを帯びたデザインが特徴のトールワゴン。1台を「母娘で共用」というテーマが受け入れられ、ユーザーの約9割が女性、特に若年層の割合が高いといいます。

 ただ、大人世代や男性には、「若々しすぎる」「ターボがない」などの理由で敬遠されていた向きもあるとか。

 そのニーズをすくい上げるべく今回は、2トーンカラーの「ストライプス」(全8色)と、モノトーンでメッキ加飾を施した「セオリー」(全7色)の2タイプを基本設定し、さらにメーカーオプションとディーラーオプションを組み合わせた「アナザースタイルパッケージ」も設定しています。

 さらに、女性ユーザーやスマホネイティブ世代を意識したという音声入力対応のディスプレイオーディオや、スマホのワイヤレス充電機能、ダイハツでは初となる室内録画も可能なドライブレコーダー(ディーラーオプション)などを用意。

 ボディは強度を高めつつ50kgの軽量化を実現し、燃費は従来から約10%アップの22.9km/L(2WD、WLTCモード)を実現しています。ターボを新設定するなど、基本性能も大幅に進化しているということです。

 このほか、飲み物の温かさをキープする軽初の「ホッとカップホルダー」や、ブレーキホールド付き電動パーキングブレーキ、前席のシートヒーターなどを装備。収納もかなり充実しているようです。

 価格は「ストライプス」「セオリー」とも同じで149万円〜(2WD)。キャンバスの販売台数は発売6年後も月販目標台数を上回る月平均5.6万台で推移しているということですが、さらにユーザーの裾野を広げられるか注目です。

※一部修正しました(7/5 19:57)