かれしちゃん 撮影/荻原大志

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関西・東海地方を軸に、2022年からは東京でも精力的に活動する、スレンダーなプロポーションを駆使した“フェティッシュ”な写真で反響を呼び続ける、コスプレイヤー・かれしちゃん。昨年11月に発売したデビューDVDが好評を呼び、『週刊プレイボーイ』でグラビアデビューを果たすなど、今年大注目の彼女の素顔を直撃した。(前中後編の中編)

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【写真】バズるフェチ系美少女・かれしちゃんの撮りおろしカット【15点】

──いつ頃からアニメや漫画などにのめり込んでいったのですか?



かれしちゃん 母のお姉さんがオタクで、私が小さい頃からなぜか私にオタク文化を引き継がせようと、よく一緒にアニメ見せてくれたのが今思うと大きなキッカケだったのかなあ? 叔母さんがオタクだったからか、母もオタク文化に理解があったのも、私がオタ活にのめり込みやすい環境づくりの要因になったと思います。

──ゲームもお好きなんですよね?



かれしちゃん 小学校にあがるぐらいから完全にインドア系になって、絵を描くこと、ゲームにすごくハマるようになったんですよ。最初は携帯のゲームをやっていたのですが、段々飽きてきて。そのタイミングでニンテンドーDSを買って、ポケモンにのめり込むようになって。ゲームだけでなくポケモンの絵も好きだったので、Twitterでよく「ポケモン 絵」と検索していたんです。そうすると、可愛い絵以外にもポケモンが過激に描かれた絵が出てきて……。

──トレーナーではなく、ポケモンの方、ですか。



かれしちゃん はい。その、なんというのか……“獣的”な絵にものすごい感情を抱いてしまって、「人間よりも動物の方がええやん!!」となってしまったんです。

──いわゆる“ケモナー”に目覚めたと。



かれしちゃん そうです、そうです! なぜか王道よりも、ちょっと人が行かない道に惹かれてしまうんですよね。ケモナーになったことで、私のフェチ嗜好が決定的になったのかも。今、私がよくコスプレで獣耳を着ける理由も、ケモナーになったのが大きいんです(笑)。

──オタク道を邁進する中、コスプレに目覚めたのはいつ頃だったんですか?



かれしちゃん 中3か高校1年の時だったかな? ママの友だちの方が、娘さんにコスプレさせているという話を聞いて、ママも「うちの子にも!」という流れになって。なので私のコスプレ始まりは、ママに勧められたからなんですよ。

──それは驚きです。雑誌やテレビで見かけて興味を持ったというのはよく聞きますが、まさか母友の流れだったとは。



かれしちゃん 超特殊ですよね(笑)。勧められた時は正直興味がなかったのですが、押し負けて確かボーカロイドの鏡音リン・レンの合わせを、そのママ友の娘さんとしたんですよ。しばらくは公の場に出ることもなく、コスプレ=家族間での秘密の遊びみたいな感じでやっていました。

──そうした特殊なスタートから、本格的なコスプレにのめり込むキッカケは?



かれしちゃん これもすごく変なところから始まったんです。その頃よく自分の創作キャラの絵を描いていて、「この子が実際に三次元にいたらいいなあ……」と妄想していたんです。母は裁縫が得意だったので、ダメモトで「この子の衣装って作れたりする?」って聞いてみたところ、「できるよ」と言われて、衣装を作ってもらったんです。そのオリキャラの衣装を着て、高校1年生の夏に名古屋で開催されている「世界コスプレサミット」に参加したのが私の初人前コスプレです。

──珍しいスタートづくしですね(笑)。



かれしちゃん 私、コスプレは「自分の推しキャラが実際に目の前にいたらいいなあ!」という想いを、形にする文化だと思っていて。そのコスプレ文化の本質に触れた瞬間、コスプレにどんどんハマることになったんです。

──初イベントはどうでした?



かれしちゃん イベントがどんなものかの予備知識も入れなかったので、名刺もスケッチブックも用意しないで、ただ衣装を着ただけだったんですけどメッチャ楽しかった! オリジナルキャラなので誰も何のコスプレか知らないのに、「写真撮っていいですか?」とカメラマンさんに声を掛けていただけて。「逆にいいんですか!?」ってなりましたね。ただ、「何のコスプレですか?」と聞かれるたびに「お、オリジナルキャラです……」と答えるのは大変だったなあって、今でも思い出します(笑)。

──写真を撮られること自体は大丈夫でしたか? 結構この写真撮影が最初の高いハードルだったと語る方がいらっしゃるので。



かれしちゃん いや、そこは全然大丈夫でした。実は私、歌手になるのが夢だったんです。小さい頃から浜崎あゆみさんのライブに連れて行ってもらっていて、人前で歌を歌って感動させるって、スッゴイいいことやん! と思って。それで、小学生の頃にエイベックスの養成所に通っていたんです。養成所内では発表会があって、みんなの前で歌って踊るという経験をたくさんしていたからか、人前で何かをすることに緊張しなくて。むしろ楽しいかったですね。

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(取材・文/田口俊輔)

▽かれしちゃん


11月9日生まれ。165センチ/B80・W55・H85。
Twitter:@karechan3840
Instagram:klc_3840