※この記事は2018年02月06日にBLOGOSで公開されたものです

「クソリプおじさん」でBLOGOS AWARD特別賞を受賞

特別賞をいただいた「クソリプおじさん」の記事は日頃、グラドルの友達と「こんなリプきちゃった」という話をしていたところから始まりました。クソリプが来てイラッとした時はスクショを撮ってグラドル仲間の吉田早希ちゃんに送って愚痴ることにしていたんです。

「おっぱい見せて」クソリプおじさんに悩まされ続ける26万フォロワーの尻職人

「こういうの来た。イラッとする」「私もある!こういうの来る」みたいな感じに2人でクソリプを集めていたらなんかもう図鑑みたいだなって思って。

せっかく集めたのでジャンル分けしたらいいんじゃないかと思って、1人でメモ帳に書いたりしてたものをまとめたのが「クソリプおじさん」の記事でした。

Twitterで病まないために

記事の反響はかなり大きかったですね。有吉弘行さんまでRTしてくださってびっくりしました。「自分がどういう層に支えられているのかわかってるのか。フォロワーのことを『おじさん』なんて言うなんて!」って批判もありました。

私は決しておじさんを馬鹿にして「おじさん」と呼んでいるわけじゃないんですよ!愛を込めてキャッチーな意味で「クソリプおじさん」と呼んでいるんです。もしかしたら送り主は若い人かもしれないけど、年齢関係なく「おじさん」。「◯◯おじさん」って響きが可愛くて好きなんですよね。

「クソリプ辞めてください!!!」ってお願いしたところでクソリプは無くならないので、どうしたらイライラをネタに昇華できるかな~と思って。

人の考えや行動を変えるのは難しいけど、自分の受け捉え方はすぐ変えられるから。クソリプおじさんを受け入れられるにはどうしたら良いか考えた結果がこの『クソリプおじさん図鑑』なんです。

「嫌ならTwitter辞めろよ」ってご意見も多かったんですが、それは極論ですよね。「人生辛い?じゃあ死ねよ」って言ってるのと同じことで。

Twitterは私の芸能活動においてPRのためにとっても重要なツールなので、応援してくださるファンの方のためにも辞めることはしたくない。クソリプに病むのもイヤだけど、気にしないっていうのも人間だから出来ない。だからそれを楽しむ為の私なりの対処法なんです。

もちろん、賛同の声もたくさんいただきました。

タレントの友達とか芸能界の方、文化人の方からすごい反響があったんです。「よく言ってくれた!私も実はそう思ってた」っていうメッセージがDMとかLINEでたくさん来ました。「よかった。みんな同じようなクソリプに悩まされていたんだな」って実感しましたね。

SNSはファンの方と気軽に繋がれる便利で、双方向のコミュニケーションが取れる大切なツール。色々なタレントさんが楽しくファンの方と交流できるのが一番じゃないですか。みんなが楽しく続けられるように「こんな方法もあるよ」と1つの案として伝えたかったんです。

クソリプおじさんに病んでしまったり、レスバトルしてマイナスなイメージのままTwitterを辞めちゃったりする方も多いじゃないですか。そういうのって凄くもったいない。ファンの方も悲しむし、誰も幸せにならない。

だったら「新種のクソリプおじさんみっけ!」って感じに楽しんで、マイナスなことを少しでもプラスにできたら良いかなと思うんです。

自分の好きなタレントさんがケンカしている姿を見るのはイヤじゃないですか。だからファンの気持ちを考えた時、ファンの方にとって嬉しいTwitterにするにはその方法が一番いいかなと思ったんですよね。

クソリプおじさんに悩んでいるタレントさんや、もちろん普通の女の子でもいいんですけど、SNSでイラッとしたら「おっ!◯◯おじさんGETだぜ!」って気持ちでスクショを撮ってみるのがオススメですよ!

BLOGOSで連載を1年やってみて

連載開始からちょうど1年。BLOGOSはグラビアに興味がある層以外の方、普通のサラリーマン、経営者の方とか色々な方が読んでくださっているので、グラドルファンのパイを大きくするための場としてとても貴重に思ってます。

その分、炎上のリスクもすごく高いので、言い回し1つで受け取られ方が大きく変わってしまわないように、記事の推敲はとにかく気をつけています。「絶対に炎上したくないでござる!!!!」精神です。

いつも誤解されないように念入りに念入りに書いていくんですけど、そうすると原稿が長くなっちゃうんですよ。今年はもうちょっと言いたいことを簡潔にまとめられたらいいな。

あと、『文章を最後まで読まないおじさん』が沢山いることも分かりました。メインタイトルとサブタイトルしか読んでなくない?ってリアクションが山ほど来るんです。

だから最後まで読ませる文章にしなきゃいけないなと思います。文章がもっとうまくなりたいですね。

連載では「#グラドル自画撮り部」の毎月のベストショットを決めているんですけど、そのせいか自画撮りを投稿してくれる新人の子が増えました。BLOGOSに載ると「初めて紹介されました」とか、「Twitterと撮影会しか今までしたことがなかったのにメディアに初めて載りました」とか、みんな喜んでくれるんですよ。

私の記事を通じて色々なグラドルがいることを知ってほしいですね。ほんとにたくさん可愛くて魅力的なボディの子がいるんです!

君はなぜベストを尽くさないのか

新人グラドルはまず「撮影会」と呼ばれる一般のファンの方を集めて撮影をして頂くイベントのお仕事をします。私服や水着を着用し、1部約1時間、10人前後の方に参加して頂く形式です。

以前、撮影会を軽く見るグラドルは上に行きにくいという話をしましたが、グラドルにとってすべての道は撮影会からです。

事前告知を徹底し、1回1回の撮影会を工夫し、盛り上げて、ファンを増やし、次にどう繋げるかを意識して仕事をしているか。撮影会の合間に撮影した自画撮りをSNSに載せてフォロワーを増やしているか?お礼のブログはきっちり書いているか?これらのチェックリストを埋めていけばお仕事は増えると思うんですよね。

「撮影会しか仕事がないから事務所辞めたい」って発言をする子には全てにおいてベストを尽くしているか?なぜベストを尽くさないのか?と聞きたいです。常に上田次郎(※ドラマ『TRICK』の登場人物)イズムでありたい。

でも、そういう仕事論めいたことはBLOGOSだからこそ書きやすい部分がありましたね。

エンタメメディアだと「何を偉そうに」みたいになっちゃったり、インタビュアーさんも「そういう固い内容じゃなくてお尻の話を……」って感じになっちゃったりすると思うので(笑)。

BLOGOSの読者さんはビジネスマンが多いからこういったテーマも受け入れていただけてます。

2018年の抱負

2018年は飛躍の年になるよう、さらに尻を磨いて、尻上がりに頑張りたいと思います。昨年は自分にとって本当に大きな1年になりました。生きている意味が見つかったというか。

写真集は今までに3冊出せたんですけど、雑誌の表紙が本当に取れなくて。たまに週プレで自画撮り部のみんなで載ることはあるんですけど、それ以外は全く載れないし、どうしたらいいんだろう、自分という素材の限界点がここなのだろうかと思ってたんです。

そんな時、雑誌の編集者さんから自画撮りをしょっちゅう載せてて新鮮味がないから雑誌に載せにくいって言われたことがあって、それが物凄くショックで。紙媒体に載りたくて自画撮り部を始めたのに、それがあるから逆に載せられないって……。

私はともかく、他の子達にも大迷惑をかけてしまったのかとめちゃくちゃ悩んで。それで心が折れて自画撮り部もお仕事も辞めようかと思ったんです。「ティッシュ配りの要領でまずは知名度を高める。そしてグラビアに興味のあるパイを大きくしていくことがグラビア氷河期での紙媒体に載るための道だ!」と信じて行動してきた私の4年間は間違っていたんだろうかと。

でも、SNSで増えたフォロワーさん達の応援もあって100万いいねを達成、ついに念願の週刊プレイボーイの表紙も飾れましたし、表紙号の売り上げも年間TOP5ということでパイを大きくしていく、つまり、母数を増やすという考え方は間違ってなかったと思えたので生きててよかったです。

芸能界に入って13年間。がむしゃらに走って、考えて、夢を叶えられて良かった。でもそこに甘んじるつもりはありません。なぜならまた引っ越しをするからです!家賃を上げて自分を追い込みます!働かなきゃいけない状況を作る!!

だってこのままじゃ燃え尽きちゃいますもん。家で一生ゲームして漫画読んでって暮らしになっちゃうので。ハードルを課さないとね。ダメ人間なので(笑)

倉持由香プロフィール


1991年11月6日生まれ、千葉県出身。血液型B型・サイズT167 B84 W58 H100。
グラビア好きなグラドルがSNSに自画撮りを載せていく「#グラドル自画撮り部」部長。
・Twitter @yukakuramoti
・Instagram @yukakuramoti
・オフィシャルブログ