【5周年企画】2010年上半期、小沢・鳩山のダブル辞任で菅直人政権が発足【BLOGOSで振り返る日本の政治・社会】 - BLOGOS編集部
※この記事は2014年10月03日にBLOGOSで公開されたものです
※10月5日でBLOGOSはサイトオープンから5周年を迎えます。本シリーズでは、2009年から現在までの政治、社会の動きをBLOGOS上で当時話題を集めたエントリと共に振り返っていきます。(BLOGOS編集部)2010年1月には、東京地検が、当時民主党の幹事長を務めていた小沢一郎氏の資金管理団体を家宅捜索している。こうした「政治と金」をめぐる問題と普天間基地の移設を巡って、鳩山内閣は追い込まれていくことになった。
当時、野党であった自民党の河野太郎氏は、小沢氏についての民主党内の動きを以下のように批判していた。
まず、与党の一人として、小沢さんに説明を求めるという姿勢を打ち出すべきではないのか。 そして、鳩山総理が常々、秘書の悪行は議員の責任といっているのだから、秘書が三人も逮捕された議員が幹事長をやっている、あるいは議員をやっていることについて、民主党としてどうけじめをつけるのかという説明があって、初めて、与党としてこの問題にきちんと対応するから、国会は喫緊の課題に取り組んでほしいと言わなければならない。最終的に鳩山内閣はこうした苦境を打破できず、6月には、鳩山総理、小沢幹事長が共に辞任することになる。そして、新たに菅内閣が発足。引き続き、外相として政権を支えることになった岡田氏は以下のように決意を述べていた。民主党の小沢問題に対する姿勢
これから、まさしく全員野球でしっかりと民主党を立て直していかなければならない。改めて、そう感じたところです。また、BLOGOSの中では木走正水氏が菅政権が「脱・世襲政権」であることを指摘し、この時点では評価していたようだ。
多くの皆さんに、去年の夏の衆議院選挙で期待をしていただき、政権交代が実現しました。その期待を裏切るわけにはいかない。そういう思いで、1人ひとりが、全力で頑張らなければいけないと思っています。菅新政権へ―期待を裏切らず、全員野球で民主党を立て直す
菅新政権は、18閣僚中いわゆる世襲議員はわずか一人という清新さなのであります。政治以外の問題に目を向けてみると、暴力事件を起こした横綱朝青龍の引退、相撲界における野球賭博の広がりが明らかになるなど、2010年前半は大相撲会にとって受難の時期となっていた。
これは歴代の自民党政権と比較しても非常に顕著な特徴だと指摘できます。菅新政権は清新な「脱・世襲」内閣だ
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