【本当に住みやすい街大賞2022 in北陸】第4位 長岡:駅中心のまちづくりが進行中、古くから「米百俵」の精神が根付く、人づくりと学びの交流拠点
「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞」とは、理想ではなく、実際にその地域で“生活する”という視点から、「発展性」「住環境」「交通の利便性」「コストパフォーマンス」「教育・文化環境」の5つの基準を設定し、国内最大手の住宅ローン専門金融機関であるアルヒ株式会社の膨大なデータをもとに、住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による公平な審査のもと「本当に住みやすい街」を選定したランキングです。
今回は2022年3月に実施した「本当に住みやすい街大賞2022 in北陸」にランクインした街について、それぞれどのような点が評価されているのか詳しく紹介します。
長岡ってどんな街?
長岡は新潟県中南部の長岡市内に位置する街で、夏には日本三大花火大会の一つである「長岡まつり大花火大会」が開催されます。上越新幹線が停車し、駅周辺は商業施設が集積するなど利便性に優れる一方、日本最長の河川である信濃川が市内中央を流れ、自然も身近に感じられます。
近年は駅周辺の再開発によりさらに利便性が向上していることから、今後の発展も期待できるエリアです。
【発展性:3.33点】再開発事業により都市機能が集積
長岡駅の大手口方面は市街地開発事業が行われ、2009年から2011年に駅前の大手通り沿いに「フェニックス大手イースト」「フェニックス大手ウエスト」などの店舗・住宅複合ビルが誕生しました。「フェニックス大手イースト」には長岡市の大手通庁舎や銀行などが、「フェニックス大手ウエスト」には子育ての駅「ちびっこ広場」や店舗が入っており、都市機能を駅周辺に集めたことで生活利便性が向上しました。
さらに駅周辺では、「人づくりと産業振興」を支える地方創生の拠点として「米百俵プレイス ミライエ長岡」の整備が進行中です。2023年度以降、図書館やイベントスペース、カフェなどが順次オープンされる予定で、新たなにぎわいスポットとなる見込みです。
【住環境:4.35点】長岡市の中心で生活利便性の高さが魅力
駅には駅ビル「CoCoLo長岡」が併設されており、通勤・通学の帰りなどに気軽に食料品や衣料品などの買い物を済ませることも可能です。また、長岡市の本庁舎にホール、アリーナなどを一体化させた全国初の複合施設「アオーレ長岡」は駅からスカイデッキでつながっているため、天候に左右されることなく気軽に用事を済ませることができます。
ほかにも徒歩圏内にショッピングセンター「E・PLAZA」「第四北越銀行 長岡市役所支店」「長岡郵便局」、車で10分圏内には日用品がそろう「アクロスプラザ長岡」など生活に必要な施設が集積しており、便利な住環境が備わっていると言えるでしょう。
【交通の利便性:4.03点】上越新幹線が利用でき、遠出がしやすい
上越新幹線が利用できるため、新潟駅まで約20分、東京駅まで約1時間30分など、気軽に遠出を楽しめます。また、在来線はJR信越本線とJR上越線の2路線が乗り入れており、柏崎駅や東三条駅、六日町駅方面へ乗り換えなしでアクセス可能です。
駅西側には北陸自動車道が通り、「長岡北スマートIC」「長岡IC」まで約20分と高速道路も使いやすく、長岡市全域にはバイパスが整備されているので車移動もスムーズでしょう。
【コストパフォーマンス:3.65点】生活・交通利便性を考慮するとお得感あり
駅徒歩圏内で建物面積約80平方メートルの新築戸建てが2,000万円台前半で購入可能です。隣の宮内駅や北長岡駅と比べると地価はやや高い水準ですが、駅周辺の充実度や交通利便性の高さの割には住宅価格が抑えられていることから、コストパフォーマンスは高いと言えます。
また、土地価格自体は近年緩やかな下降傾向にあるため、手の届きやすい物件が見つかるチャンスもあるでしょう。
【教育・文化環境:4.03点】全国的にもめずらしい「子育ての駅」が近くに
駅から車で約10分の「子育ての駅 千秋(愛称:てくてく)」は、2万平方メートルの公園と子育て施設が一つになった全国的にもめずらしい施設です。公園には屋根付きの広場があるので、雨や雪の日でも親子で体を動かして遊べる場所として利用できます。子育て中の人や妊娠中の人が情報交換をしたり、子育てについての不安や悩みを助産師や栄養士に相談したりできるイベントも開催されており、子育てサポートが充実していると言えるでしょう。
教育環境としては、駅から徒歩約8分の場所に進学校「新潟県立長岡高等学校」があり、学力レベルの高い高校への進学を希望するファミリーにも適しています。
【選定委員会による総括】再開発による今後の発展にも期待
長岡駅は長岡市の中心地として商業施設が集積しており、利便性が高い街と言えます。再開発や「アオーレ長岡」「子育ての駅 千秋」などに見られる先進的な取り組みによって、今後も注目度はさらに高まるでしょう。上越新幹線や複数の在来線が乗り入れており、車でのアクセスも良好なため、近隣はもちろん遠方への移動も快適です。さらに、近年は土地価格が抑えられている傾向にあるため、手の届きやすい物件が見つかる可能性もあるでしょう。中越地方で住宅購入や引っ越しを検討している人は、候補に加えてみてはいかがでしょうか。