「アドレッサン」「遊ぶ時間」2022年3月18日(金)から7月18日(月・祝)まで、岡本太郎記念館にて、企画展「赤と黒」が開催されている。岡本太郎記念館では初めての“色”をテーマとした展覧会。岡本太郎氏(1911〜1996年)の絵画を象徴する“赤”と“黒”という2つの色それぞれの世界を体感できる。「赤の中から生まれ、赤の中に生きているという感じがする」と語るほど“赤”を好んだ岡本太郎氏は、わびさびを尊ぶ“灰色の世界”にあえて強烈な原色をぶつけることで、日本の美術界を挑発した。彼が特に好んだのは、“血を思わせる激しい赤”。この“血の赤”は、“岡本絵画”を支える重要な要素となった。一方で、1960年代になってから岡本氏が積極的に描き始めたのが“黒”。岡本氏は“黒”について「己れを滅びに導く、というより死に直面させるような方向、黒い道を選ぶのだ」とも語っており、単なる色彩のバリエーションではなく、“生き方”を象徴するものであったことを窺わせる。今回の企画展では、この“赤”と“黒”に注目しながら、岡本太郎氏の作品を鑑賞することが可能。なお、本展の会期中には、第24回岡本太郎現代芸術賞を受賞した大西茅布氏(太郎賞)とモリソン小林氏(敏子賞)の新作の展示も予定されている。※開催の状況について、最新の情報は公式Webサイトにて要確認
■期間:
2022年3月18日(金)〜7月18日(月・祝)■開催場所:
岡本太郎記念館
東京都港区南青山6-1-19■問い合わせ先:
岡本太郎記念館
url. http://taro-okamoto.or.jp/