ホワイトボード用のペンで繰り返し描いて消せる骨モデル標本「描（カ）ケルトン」

2022年3月16日 15時45分

「描ケルトン」使用イメージ三田理化メディカル株式会社は、解剖学の学習教材として「描（カ）ケルトン」の本格的な販売を開始した。ホワイトボード用のペンで、繰り返し描き込んだり消したりできるパーソナル骨モデル標本。1/2スケールの成人男性全身骨格モデルの表面が、ホワイトボードと同様に“書き消し”できる白色の素材でコーティングされている。三田理化メディカル株式会社は、医療現場の課題解決に取り組む企業。今回の「描ケルトン」は、茨城県立医療大学医科学センターの馬場健教授が考案したもので、同社が株式会社シグレイに製作委託して共同開発を進めた。トライアル販売期間を経て、2022年3月に商品名を「描ケルトン」として本格販売をスタート。高さ85cm、重量1.2kg（スタンド0.3kg）で、立て掛けておくための台座も付属し、オンラインストアでは25,300円（税込）で販売されている。医学部を持たない医療系大学や医療系専門学校などでは、実際の人体に触れる解剖学実習を実施する機会がなく、人体モデルや骨モデル標本や色塗り教材を用いた実習が行われており、今回の商品はそのような背景で誕生したもの。二次元の教材と比べて、体感的にイメージできるため理解がしやすく、自習課題・自宅学習にも最適とされている。