(撮影:岸本勉/PICSPORT)

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1日、日本代表の森保一監督がオンラインの記者会見で田中碧に厳しい要求を突きつけた。

森保監督はセットプレーのキッカーの決め方を問われ、伊東純也が所属チームでキッカーを務めアシストしていることを評価し、クラブでキッカーを務めていることが条件だと明かしつつ、田中について語った。

監督は「田中のキックの質はとてもいい。速いボールも縦に落ちるボールもピンポイントで蹴れる」と高い評価を与える。そして「川崎のときは(セットプレーのキッカーを)やっていたがデュッセルドルフではやってない」と指摘した。

「(田中のセットプレーは)我々のチームの武器にもなるし、本人が今後いろんな監督に認めてもらいながらキャリアを積み上げていくためにも自分の武器だと言えるように、デュッセルドルフでも『蹴らせてくれ』と言ってほしい」という貪欲さを求めた。

指揮官は「もちろんチームの決まり事はあると思うが」と言いつつ、「自分から(味方の)ボールを奪いに行ってボールを蹴るくらい」になってほしいと要求。最後は「いつも要求しているのだが」と笑顔を浮かべながら、田中の更なる奮起を促していた。


【文:森雅史/日本蹴球合同会社 撮影:岸本勉/PICSPORT】