「タックイン」で印象が変わる!メンズコーデへの取り入れ方
アメカジのおしゃれな着こなしを紹介する本連載。ハイゲージニットカーディガン
サマーウールパンツ
他、スタイリスト私物
「裾を出すとリラックス感のあるコーディネートですが、Tシャツの裾をタックインするときれいめの雰囲気に早変わり。シーンに合わせて、タックインするかしないかを使い分けるだけで、コーディネートの楽しみが増えますね。
Tシャツ1枚だけだと寂しく感じる場合は、カーディガンを取り入れるのがおすすめです。
肩にかけるだけで“こなれ感”が出ますし、肌寒ければTシャツの上に着るのも良し。自分流のアレンジでコーディネートを楽しみましょう!」
「タックインをするうえで注意したいのは、ベルトが隠れるくらいに裾をたるませること。たるませた裾を少しつまめるぐらいがポイント。腰まわりがふんわりしたらOKです!
きっちりとタックインするのはNGですが、反対にダボダボになりすぎないようにも気を付けてタックインをしましょう。」
タックインするだけで、上品なアメトラスタイルに昇華
モデル身長180cm/着用サイズLサイズ
プレーティング ボーダーポロシャツ
他、スタイリスト私物
「このコーディネートもタックインをするかしないかで大きく雰囲気が変わりますね。タックインをするとアメリカントラッドならではの上品な雰囲気に仕上がります。
そんなときの足元は、やっぱりローファーがおすすめ。かしこまりすぎると思ったら、あえてベースボールキャップを取り入れて、ほど良く抜け感をプラスします。
逆に少しカジュアルにしたい場合は、スニーカーやサンダルを合わせましょう。」
「全体的にきれいめのスタイリングなので、ベルトがほんのちょっと見えるくらいのタックインが理想です。裾を出しすぎると、だらしなくなってしまうので注意しましょう。
裾を出すコツですが、シャツをボトムスにインした後、少し背伸びすると丁度良いバランスになっていると思います!」
トップスにアクセントを加えるなら、リンガーTシャツがおすすめ!
モデル身長180cm/着用サイズLサイズ
【3月中旬入荷予定】リンガーTシャツ
スイングトップ ブルゾン
他、スタイリスト私物
「このような丈の短いジャケットを着用する場合は、タックインのコーディネートがおすすめです。
今回は、袖と襟にトリムが施されたリンガーTシャツを合わせ、単調になりやすいトップスにアクセントを加えてスタイリングしています。
またカジュアルになりすぎないよう、ボトムスはストレートのチノパンツを、そして足元にはローファーをセレクトしました。チノパンの裾をロールアップすると、全体のバランスも良くなります。
タックインしない場合、アウターからTシャツの裾が出すぎないよう、Tシャツのサイジングには注意が必要です。」
「タックインをする場合、ベルトが見えつつ、裾に2cmから4cmほどゆとりを持たせるのがポイントです。ベルトが無地か、柄ものかで、裾のバランスを変えてみるのも良いと思います。
柄があるときは2cm、柄がないときは3cmから4cmくらいが理想的です。トップスがTシャツなので、合わせるアイテムなどで変化をつけたいですね!」
上級と思うなかれ!意外と簡単なスウェットパンツのタックインスタイル
モデル身長180cm/着用サイズLサイズ
ハイゲージニットカーディガン
【4月入荷予定】メジャーリーグベースボール(MLB)×マンシングウェア コラボレーション Tシャツ
トレーニングスウェットパンツ
他、スタイリスト私物
「スウェットパンツはどうしてもカジュアルな印象が強いので、タックインのコーディネートが難しく思われがちですが、意外とどんなアイテムとも違和感なく組み合わせできます。
今回のように、デザインTシャツにカーディガンをレイヤードしたトップスにすると、カジュアルな印象だったスウェットパンツが上品な着こなしに変化します。
スニーカーではなく、あえて革靴を合わせるのもスウェットを引き立たせるポイントです。裾を出す場合は、リラックスしたカジュアルになり、これはこれでもとても新鮮です。」
「大半のスウェットパンツはウエストがゴム仕様なので、ウエスト部分が見えないように裾出しは5cmから6cmとたっぷりと出すのがポイント。
スウェットパンツを取り入れたいつものリラックススタイルが、タックインするだけでとても新鮮な印象になるのでおすすめです!」
今注目のデニムセットアップもタックインが新鮮!
モデル身長180cm/着用サイズLサイズ
60年代アクションフリーガセットポロ
他、スタイリスト私物
「アウターとボトムスにデニムを組み合わせたデニムセットアップによるタックインスタイルです。インナーのTシャツをタックインすると、上品かつ清潔感のある雰囲気に変化します。
ベルトを見せたいときや、少しオトナっぽいコーディネートにしたいときなどは、タックインがおすすめです。足元をスニーカーにすると、また違ったイメージになります。
Tシャツの裾を出す場合は、ジャケットからのぞく裾のバランスに注意したいです。」
「デニムセットアップの場合は、裾をあまりたるませないのが理想的です。
セットアップがカチッとした印象になるので、合わせるトップスもきちんと入れてあげましょう。Tシャツでも同様です!」
裾を入れるか入れないかで、コーディネートはまったくの別物に!
いつものカジュアルなコーディネートを、タックインするだけで、印象はガラッと変わります。
裾の出具合やアイテム選びに多少の注意は必要ですが、新しいアイテムを買い足す必要もないので、今すぐ楽しめるというのもタックインスタイルの良さでもあります。
その日の気分で、タックインするかしないかを決めると、コーディネートがさらに楽しくなるはず。自分流のアレンジで、オリジナルのタックインコーデを楽しみましょう!