米リーバイスCEOが辞任=販売不振の長期化などで
AFX通信によると、米衣服大手リーバイ・ストラウスは6日、フィル・マリノー社長兼CEO(最高経営責任者)が年内に辞任すると発表した。同氏は畑違いの食品業界から1999年に抜擢されたが、若者がより流行に敏感になる一方、中高齢層が低価格商品を好む傾向が強まるなかで、96年にピークだった71億ドルの売上高から25%も減少していた。このため競合企業を追随する形で海外生産によるコスト削減を打ち出し、社員数を半減させる8500人もの人員削減や国内工場の閉鎖などのリストラを敢行し経営の建て直しを急いでいた一方、不正会計疑惑も噴出するなど、終始厳しい経営を迫られた。
ロバート・ハース会長によると、後任のCEOは2週間以内に取締役会で協議されるが、同日に社長兼COO(最高執行責任者)に昇格したジョン・アンダーソン氏が有力視されている。 【了】
ロバート・ハース会長によると、後任のCEOは2週間以内に取締役会で協議されるが、同日に社長兼COO(最高執行責任者)に昇格したジョン・アンダーソン氏が有力視されている。 【了】