脱「汚部屋」を成功させるコツとは? 部屋が汚い人には共通点がある
部屋がきれいに片づいた試しがない、掃除をしてもすぐに散らかってしまう、そもそもどこから片づけていいかわからない、と悩んでいませんか。実は、部屋が汚くなりやすい人には共通点があります。部屋をきれいに保つには、整理整頓のコツを身につけることが大切です。今回は、部屋が汚い人の共通点や整理整頓のコツを紹介します。
部屋が汚い人の共通点とは?
汚部屋が気にならない人もいれば、部屋をきれいにしたいのにできないという人もいるでしょう。部屋が汚くなる原因はさまざまですが、そこにはある種の共通点があるといわれています。
仕事が忙しく時間が取れない場合は、どうしても片づけの優先順位は低くなりがちです。きれいに片づけたいのに、見て見ぬ振りをすることもあるでしょう。そもそも、片づけが苦手な人ほど部屋が汚くなりやすいものです。そのほかにも、次のような人が部屋を汚しやすい傾向があります。
・めんどくさがりやの人
・もったいない精神が身についている人
・ストレスがたまっている人
・物事の管理が苦手な人
・先延ばし癖がある人
・内向的な人
・趣味が多い人
・買い物が好きな人 など
部屋が汚いとストレスがたまりやすい!
ダイソン株式会社が実施した「コロナ禍における掃除に関するアンケート」の調査結果によると、約65%の人が、家の掃除状況が生活や仕事に影響すると回答しています。
コロナ禍で、在宅で仕事をする機会が増え、おうち時間が増えた人もいるでしょう。部屋にモノが散乱していると、気が散って集中力が低下しやすくなります。また、モノがどこにあるかわからない状態では、捜し物が多くなりイライラしてしまうでしょう。
結果として、仕事が捗らず、家事や趣味などにもマイナスに作用してストレスになるのです。部屋がきれいなら気分がよくなり、少なくとも汚部屋でストレスを感じることはありません。
部屋が汚くなる原因を把握しよう!
気がついたら汚部屋になっている人は、そもそも部屋が汚くなる原因を理解していない可能性があります。根本的な原因がわからなければ、一時的に片づけても、またすぐに元通りになってしまうでしょう。まずは、部屋が汚くなる原因を把握することが重要です。
収納する場所が決まっていない
日常的に使うモノは、使いたいときにすぐに取り出せる場所にあるのが理想です。どのようなシチュエーションで使うモノなのか、使う場所やタイミングを考えて、最適な収納場所をそれぞれ決めておくことが大切です。
モノの定位置さえ決まれば、あとは使ったモノを元に戻せば散らかることがありません。定位置が決まっていないモノや、たまにしか使わないモノは、出しっぱなしになりがちです。収納する場所がないから仕方がないと放置していると、汚部屋の原因になってしまいます。
ただし、むやみに収納グッズを買い足してもモノが増えるだけで、居住スペースが狭くなり、再び部屋が散らかってしまう可能性があります。
モノが多すぎる
そもそも収納スペースに入り切らないほどモノがあふれている人は、趣味が多い、買い物が好き、もったいなくて捨てられないなどの傾向があります。モノが多く整理整頓できていないため管理しきれず、持っていることを忘れたり、モノが見つからなかったりして再購入してしまうケースもあるのではないでしょうか。
その結果、さらにモノが増えることになります。長年使っていないのに捨てられないモノ、旅行先で買った思い出の品、だぶって買ったモノなどで部屋があふれてしまいます。
定期的に掃除をしていない
モノが少なくても、定期的に掃除をしていない部屋はすぐに汚くなってしまいます。特に、キッチンやお風呂、トイレなどの水回りは汚れやすく、掃除が行き届かないと不衛生になりやすい場所です。床や棚の上など、ほこりがたまりやすい場所も要注意です。
ある程度汚れてからまとめて掃除をするという習慣が定着してしまうと、そのうち汚れに麻痺してしまいかねません。部屋が汚くなるまで放置するのではなく、定期的に掃除をする必要があります。
部屋をきれいにするには? 整理整頓のコツ
汚部屋と自覚していてもどこから手をつけてよいかわからず、そのうちきれいにしようと思いつつ、来客などのきっかけがないとなかなか行動に移せない人もいるのではないでしょうか。ここでは整理整頓のコツを紹介します。
モノを捨てる
モノが多い人は、いらないモノまで取っておく傾向があります。まずは、必要なモノと不要なモノを分けて、不要なモノを捨てることが大切です。もらったモノや高価なモノ、いつか使うかもしれないモノなど、捨てにくいモノもあるかもしれませんが、必要ないと判断したなら思い切って捨てましょう。「いる、いらない」の判断ができなければ、「迷ったモノ」をまとめておき、1週間後・1ヶ月後などの期限を決めて処分するとよいでしょう。
そもそもすぐに必要と判断できないモノは、その後も使わないケースが多いものです。ただし、買い直しができないモノや、いざというときに使う可能性があるモノは、慎重に判断する必要があります。
収納場所を決める
収納場所としておすすめなのは、できるだけ使う場所の近くに収納することです。キッチンで使うモノは、シンク下や吊戸棚に収納し、洗濯に使うモノなら洗濯機周辺にまとめて収納するなど、それぞれにふさわしい収納場所を確保しましょう。無造作に片っ端からしまうのではなく、種類ごとに分けて収納すれば、どこに何があるのか把握しやすくなります。
キッチンなら、調味料、調理器具、食品のストック、洗剤類などに分けて収納すれば、どこにどれだけあるかが一目瞭然なので、買い過ぎも防げます。部屋が狭くて収納場所も少ないためモノが散らかってしまう人は、デッドスペースを活用すれば収納場所を増やせる可能性があります。吊り下げラックやすきま収納グッズなど、便利な収納グッズに注目してみましょう。
一部から片づける
もともと部屋が汚くなりやすい人は、一気に全部片づけようと思ってもなかなか行動に移せないものです。片づけを始められない場合は、まずは部屋の一部から手をつけてみましょう。一部だけでも部屋がきれいになると、やはり気分がいいものです。片づけや掃除のモチベーションがアップして、やる気が出ることもあるでしょう。
いつも座る場所の周り、ベッドや寝床、キッチンなどに分けて、目標を立てて片づけてみてください。きれいになるほど汚れている場所が気になってくるもので、一気に片づけや掃除が進むかもしれませんよ。
こまめに片づける
あまり散らかっていないからと整理整頓を怠ると、あっという間に部屋が散らかってしまいます。いらないゴミはすぐに捨てる、使ったらすぐに元の定位置に片づけるなど、面倒くさがらずにこまめに片づける習慣をつけましょう。
ゴミの収集日を把握しておき、すぐに出せるようまとめておきましょう。ゴミ袋がいっぱいになるまで溜めずにその都度捨てれば、部屋にモノがたまらずすっきりと生活できます。
まとめ
部屋がきれいになるまでにかなりの時間を要することがわかっているので、億劫になって重い腰をなかなか上げられない人もいるでしょう。部屋が汚くなりやすい人は、原因を知ることが大切です。そこまで汚部屋にしてしまう前に、不要物を捨てる、モノの定位置を決める、こまめに整理整頓、定期的な掃除、これらのコツを知ればきれいな部屋がキープできます。今回紹介したコツを参考に、少しずつ部屋の片づけに取り組んでみましょう。