業務スーパーで販売されている『わたりがにフレーク』をご存じでしょうか。

茹でたワタリガニの缶詰です。脚肉の剥き身がそのまま入った高級カニ缶とは異なり、フレーク状にほぐしたもの。アレンジ用途にはそこそこ便利ですね。以前紹介してから時間が経ったので、あらためて使い勝手をチェックしてみました。

業務スーパー|わたりがにフレーク|278円

業務スーパーにて278円(税込、税抜258円)で販売中です。ワタリガニの固形量は120g、調味液を含めた内容総量は185g。カロリーは100gあたり81kcal(炭水化物 1.2g、食塩相当量 1.0g)。神戸物産がインドネシアから輸入・販売するプライベートブランド品。

以前ご紹介した際のものと比較して、ボリュームや原材料表示には変更なし。ただし価格が変わっており、65円の値上がりです。一般スーパーでも300円台の安いカニ缶はたまに見かけますし、以前よりもお得感は落ちる印象ですね。

砂糖と食塩で味を整えたカニフレーク。脚肉と爪肉を使用しているようですが、特有の旨味はやや薄め。そこまで磯っぽい香りが強いわけでもなく、優しい甘みがほんのり広がる味わいです。カニカマに比べれば十分に本格的ですけど、どこか物足りなさが残るクオリティですね。

水気が多いため、レシピ次第ではベチャッとした食感になりがち。特にカニ炒飯にする場合は汁とカニ肉を分けておくのがおすすめです。汁にも旨味があるので、スープやかに玉あんかけにはそのまま使ってOKですね。

薄味ながらクセのない風味なので、卵焼き、サラダ、天津飯など、レシピを選ばず活用できます。神戸物産公式サイトの商品ページにアレンジレシピも多数記載されており、使い勝手は申し分ないかと。

以前と比べて目立った変更点もなく、簡単カニレシピに引き続き便利に使えます。単品ではイマイチなので、あくまでアレンジ前提の商品。その点だけは注意して、お料理用にチョイスしてみてください。

特徴をまとめると以下のようになります。

ワタリガニをフレーク状にほぐした、インドネシア原産のカニ缶詰細かくほぐされて食感は頼りなく、旨味も高価格帯の商品に比べれば若干薄め各種料理にカニの風味をプラスする用途には十分便利に使える水分が多いため、レシピに応じて軽く汁を絞ってから活用したい