「旗手は早くも伝説になりつつある」英国人記者がオールドファームで活躍することの価値を力説!「最初の45分間でこれほど印象を残した選手がいたか」【現地発】
最初のシュートチャンスで、彼がパスを選択したのには驚いた。先週のハーツ戦で、素晴らしいミドルシュートを決めていたからだ。だが、その1分後、旗手はCKのこぼれ球に反応し、右足でネットを揺らす。これ以上ない滑り出しとなった。
そして42分、再び右足の強烈なシュートを叩き込む。ハーツ戦での移籍後初ゴールは、セルティックのレジェンドである中村俊輔がレンジャーズ戦で決めたミドルシュートと比較され、話題となった。だが、このレンジャーズ戦の圧巻の一発により、早くも彼自身が“遺産”を残したと言っても過言ではない。それほど価値のある得点だった。気が早いと言われるかもしれないが、彼はすでにセルティック・ファンの伝説になりつつある。
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ファンの称賛を受けるために手を広げた、彼のゴールセレブレーションもとても気に入った。1996年のサンダーランド戦で、あのマンチェスター・ユナイテッドエリック・カントナが見せた有名なセレブレーションを思い出した。
しかも、それだけでは不十分であるかのように、彼はセルティックの3点目をアシスト。繰り返すが、相手はレンジャーズだ。長年セルティックの試合を見てきたが、オールドファームの最初の45分間で、これほどインパクトを残した選手が、かつていただろうか。すぐには思い出せない。
旗手は70分に交代し、すべてのセルティック・ファンからスタンディングオベーションを受けた。オールドファームでハットトリックを成し遂げるチャンスがなくなってしまったのは残念だったが、初出場のダービーで2ゴール・1アシストをマークしただけでも十分な偉業だ。
今シーズンここまで、セルティックで最も素晴らしいパフォーマンスを見せてきたのは、間違いなく古橋亨悟だった。旗手も、ここまではそれに負けないぐらいのインパクトを残している。
大袈裟ではなく、ファンの間ではもうレジェント的な扱いだ。セルティックはここ6試合もレンジャーズに勝っていなかった。旗手はその不名誉な記録のを止める原動力となったのだ。セルティックのファンは、それをこの先も絶対に忘れないはずだ。
文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)
