新MacBook Proはビジネスパーソンにも最適!おすすめする6つの理由
アップルが独自設計の高性能チップ「M1 Pro」「M1 Max」を搭載する「MacBook Pro」の14インチ・16インチモデルを10月26日に発売した。MacBook Proは名前に“プロ”を冠するだけに、映像・音楽制作などプロのクリエイター向けのマシンであると思われがちだが、新しいMacBook Proがビジネスパーソンの仕事効率を飛躍的に高めてくれる可能性を秘めている。今回は“6つのポイント”に絞って新モデルを紹介したい。
新しいMacBook Proは14インチと16インチの2種類のサイズを展開する。どちらもバックライトにミニLEDバックライトシステムを採用することで、画質の向上および駆動時に消費する電力の効率化が図られている。ディスプレイの高画質化技術であるHDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)にも対応するLiquid Retina XDRディスプレイを搭載したことで、写真や動画を表示した時に鮮やかな色合い、自然なコントラスト感が楽しめる。
ディスプレイの描画速度を最大120Hzまで高めるProMotionテクノロジーにもMacとして初めて対応。例えば、ウェブページを高速にスクロールした時にも画面のチラつきが抑制され、表示がスムーズになる。長時間ディスプレイを見ながらWebで調べ物をしたり、書類の作成に時間を費やしても目が疲れにくいこともメリットになる。今後さまざまなアプリケーションによる対応を期待したい。
14インチのモデルにはM1 Proチップを搭載。16インチのモデルはM1 Proのほか、M1 Maxのチップがカスタムオーダーにより選べる。
アップルの独自設計による「Apple Silicon M1」チップは2020年秋に登場。当時発売されたMacBook Airと13インチのMacBook Pro、デスクトップPCのMac Miniに搭載された。新しいM1 ProはM1比で最大70%高速なCPU、最大2倍高速なGPUを実現している。さらに上位のM1 MaxではM1よりも最大4倍高速なGPUパフォーマンスが得られる。
昨今ではビジネスシーンでも動画の資料をやり取りしたり、クライアントと共有するマテリアルの中に動画で制作されたプレゼンテーションや説明資料が含まれていることも多くある。新しいMacBook Proならこれらの動画ファイルをすばやく読み込み、スムーズに確認ができる。もちろん動画の制作も快適だ。「移動可能な動画編集スタジオ」としてMacBook Proはその魅力を遺憾なく発揮する。
二重に酸化被膜処理された“オールブラック”のMagic Keyboardはエレガントなルックスだけでなくスムーズなタイピング感も魅力だ。PCのキーボードの操作感は人それぞれに好みがあることを踏まえたうえでも、新しいMacBook Proのキーボードを多くの方に体験してもらいたいと思う。
最上段のファンクションキーもインタラクティブに表示が変わるTouch Barから、フルサイズの物理キーに変更され、直感的にタイピングが可能になった。重心が低く安定感のあるアルミニウムボディとあいまって、長時間の入力作業も疲れにくい。
ストレージはオプションで最大8TBまで選べる。さすがに8TBのオプションは高価だが、1TB〜2TB前後の容量にカスタマイズしておけば、バックアップメディアを別途用意しなくてもMacBook Proに必要なファイルを一式持ち運びながら、必要な場面ですぐに参照できる。
セキュアな指紋認証を実現するTouch IDは引き続き搭載する。万一、MacBook Proを紛失したり盗まれたりした場合、macOSの「探す」アプリケーションからMacを探索したり、離れた場所からMacをパスコードでロックして不正アクセスを阻止したり、最後の手段としてデータを消去することも可能だ。
MacBook Proはスタジオグレードの集音性能をうたう高音質マイクを本体にビルトインしている。高いS/N性能と、人の声に狙いを定める指向性ビームフォーミングの技術により話者の声に狙いを定めてクリアな声を伝える。
筆者もFacebookやZoomによるオンライン通話で試してみたが、通常の指向性ビームフォーミングマイクを搭載する2020年モデルのMacBook Airに比べて、声の輪郭が鮮明で力強く、前方に張り出してくるような立体感がある。内蔵スピーカーやヘッドセットの音量を上げなくてもストレスなく通話音声が聞ける。
フロント側、ディスプレイの上部には1080p画質の高精細なFaceTime HDカメラが内蔵されている。こちらもまた2020年発売の720p FaceTime HDカメラの画質と比べると違いは明らかで、画面に映る人物の輪郭が鮮明になり、画面越しに話していることを忘れそうになるほどノイズ感が少ない。
新しいMacBook Proならポストコロナ時代にも定着しそうなオンラインミーティングの場面に、差が付く音声と映像を相手に届けられるだろう。外付けアクセサリーを使わずMacBook Pro単体で良質な通話環境が構築できるのであればとても「コスパの高いノートPC」と言うこともできそうだ。
最後の6つめのポイントは、動作時の本体がとても静かなことだ。新しいMacBook Proはパフォーマンスの向上を最優先にしつつ、内部スペース設計の最適化を含む先鋭的な熱管理システムを導入している。
ファンは低速で動き、従来比で50%多くの空気を流してすばやく冷却する構造を採用。M1 Pro、M1 Maxチップは多少の重いタスク処理を走らせても熱を持ちにくく、高いパフォーマンスを維持できる。一般のビジネスパーソンが日常的に使うアプリケーションによる作業の場合、ほとんどファンが回ることすらなさそうだ。静かで、熱を持たないノートPCはオフィスの外で仕事をこなす場面でも重宝するだろう。
特に16インチのMacBook Proは本体が大きく、質量はMacBook Airに比べると重い。ならばデスクトップPCよりも、省スペース設置が可能なメインPCとしてMacBook Proを導入する手もある。視認性の高い大画面、圧倒的なパフォーマンスは多くのデスクトップPCをもはや凌ぐレベルに到達している。
MacBook Proを持ち運ぶ代わりに、外出時にはキーボードを装着したiPadや、ポータビリティに優れるMacBook Airを併用すれば、iCloudのユーザーアカウントに連結させてアプリのデータをいつも最新の状態で参照しながら効率よく作業の続きがこなせる。iPhoneとの親和性も高いMacBook Proはユーザーの頼もしい“参謀”としてビジネスシーンでの活躍をサポートしてくれる。(フリーライター・山本敦)
●120Hz駆動で目が疲れにくい! 新搭載のLiquid Retina XDRディスプレイ
新しいMacBook Proは14インチと16インチの2種類のサイズを展開する。どちらもバックライトにミニLEDバックライトシステムを採用することで、画質の向上および駆動時に消費する電力の効率化が図られている。ディスプレイの高画質化技術であるHDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)にも対応するLiquid Retina XDRディスプレイを搭載したことで、写真や動画を表示した時に鮮やかな色合い、自然なコントラスト感が楽しめる。
ディスプレイの描画速度を最大120Hzまで高めるProMotionテクノロジーにもMacとして初めて対応。例えば、ウェブページを高速にスクロールした時にも画面のチラつきが抑制され、表示がスムーズになる。長時間ディスプレイを見ながらWebで調べ物をしたり、書類の作成に時間を費やしても目が疲れにくいこともメリットになる。今後さまざまなアプリケーションによる対応を期待したい。
●MacBook Proは持ち運べる動画編集スタジオ
14インチのモデルにはM1 Proチップを搭載。16インチのモデルはM1 Proのほか、M1 Maxのチップがカスタムオーダーにより選べる。
アップルの独自設計による「Apple Silicon M1」チップは2020年秋に登場。当時発売されたMacBook Airと13インチのMacBook Pro、デスクトップPCのMac Miniに搭載された。新しいM1 ProはM1比で最大70%高速なCPU、最大2倍高速なGPUを実現している。さらに上位のM1 MaxではM1よりも最大4倍高速なGPUパフォーマンスが得られる。
昨今ではビジネスシーンでも動画の資料をやり取りしたり、クライアントと共有するマテリアルの中に動画で制作されたプレゼンテーションや説明資料が含まれていることも多くある。新しいMacBook Proならこれらの動画ファイルをすばやく読み込み、スムーズに確認ができる。もちろん動画の制作も快適だ。「移動可能な動画編集スタジオ」としてMacBook Proはその魅力を遺憾なく発揮する。
●オールブラックのMagic Keyboardはタイピングの安定感も魅力
二重に酸化被膜処理された“オールブラック”のMagic Keyboardはエレガントなルックスだけでなくスムーズなタイピング感も魅力だ。PCのキーボードの操作感は人それぞれに好みがあることを踏まえたうえでも、新しいMacBook Proのキーボードを多くの方に体験してもらいたいと思う。
最上段のファンクションキーもインタラクティブに表示が変わるTouch Barから、フルサイズの物理キーに変更され、直感的にタイピングが可能になった。重心が低く安定感のあるアルミニウムボディとあいまって、長時間の入力作業も疲れにくい。
●大容量ストレージを選択可能。紛失・盗難時の対策も
ストレージはオプションで最大8TBまで選べる。さすがに8TBのオプションは高価だが、1TB〜2TB前後の容量にカスタマイズしておけば、バックアップメディアを別途用意しなくてもMacBook Proに必要なファイルを一式持ち運びながら、必要な場面ですぐに参照できる。
セキュアな指紋認証を実現するTouch IDは引き続き搭載する。万一、MacBook Proを紛失したり盗まれたりした場合、macOSの「探す」アプリケーションからMacを探索したり、離れた場所からMacをパスコードでロックして不正アクセスを阻止したり、最後の手段としてデータを消去することも可能だ。
●内蔵マイク・カメラのグレードも高品位
MacBook Proはスタジオグレードの集音性能をうたう高音質マイクを本体にビルトインしている。高いS/N性能と、人の声に狙いを定める指向性ビームフォーミングの技術により話者の声に狙いを定めてクリアな声を伝える。
筆者もFacebookやZoomによるオンライン通話で試してみたが、通常の指向性ビームフォーミングマイクを搭載する2020年モデルのMacBook Airに比べて、声の輪郭が鮮明で力強く、前方に張り出してくるような立体感がある。内蔵スピーカーやヘッドセットの音量を上げなくてもストレスなく通話音声が聞ける。
フロント側、ディスプレイの上部には1080p画質の高精細なFaceTime HDカメラが内蔵されている。こちらもまた2020年発売の720p FaceTime HDカメラの画質と比べると違いは明らかで、画面に映る人物の輪郭が鮮明になり、画面越しに話していることを忘れそうになるほどノイズ感が少ない。
新しいMacBook Proならポストコロナ時代にも定着しそうなオンラインミーティングの場面に、差が付く音声と映像を相手に届けられるだろう。外付けアクセサリーを使わずMacBook Pro単体で良質な通話環境が構築できるのであればとても「コスパの高いノートPC」と言うこともできそうだ。
●動作音が驚くほどに静か
最後の6つめのポイントは、動作時の本体がとても静かなことだ。新しいMacBook Proはパフォーマンスの向上を最優先にしつつ、内部スペース設計の最適化を含む先鋭的な熱管理システムを導入している。
ファンは低速で動き、従来比で50%多くの空気を流してすばやく冷却する構造を採用。M1 Pro、M1 Maxチップは多少の重いタスク処理を走らせても熱を持ちにくく、高いパフォーマンスを維持できる。一般のビジネスパーソンが日常的に使うアプリケーションによる作業の場合、ほとんどファンが回ることすらなさそうだ。静かで、熱を持たないノートPCはオフィスの外で仕事をこなす場面でも重宝するだろう。
特に16インチのMacBook Proは本体が大きく、質量はMacBook Airに比べると重い。ならばデスクトップPCよりも、省スペース設置が可能なメインPCとしてMacBook Proを導入する手もある。視認性の高い大画面、圧倒的なパフォーマンスは多くのデスクトップPCをもはや凌ぐレベルに到達している。
MacBook Proを持ち運ぶ代わりに、外出時にはキーボードを装着したiPadや、ポータビリティに優れるMacBook Airを併用すれば、iCloudのユーザーアカウントに連結させてアプリのデータをいつも最新の状態で参照しながら効率よく作業の続きがこなせる。iPhoneとの親和性も高いMacBook Proはユーザーの頼もしい“参謀”としてビジネスシーンでの活躍をサポートしてくれる。(フリーライター・山本敦)