簡単「マリネ液」の基本レシピ。野菜・魚介・肉のおすすめ具材も

黄金比で簡単!マリネ液の基本レシピ

さっぱりとしたものを食べたいときは、マリネを作ってみませんか?好みの食材をマリネ液に漬け込むだけでしっかりと味が付き、調理自体は時間がかからず簡単。作り置きもできるので、手軽に使える副菜のストックを増やしたい方にもおすすめです。

まずは、マリネをおいしく作るために欠かすことのできないマリネ液の基本レシピをご紹介します。

材料(作りやすい分量)

・ズッキーニ……1本
・ヤングコーン……5本
・ミニトマト……5個
・ツナ缶……1缶
・オリーブオイル……大さじ1杯(フライパン用)

〈マリネ液〉
a. 砂糖……小さじ2杯
a. しょうゆ……小さじ2杯
a. レモン汁……大さじ1杯
a. オリーブオイル……大さじ1杯

〈トッピング〉
・粗挽きこしょう……少々

マリネ液の黄金比

マリネ液を作るときの黄金比は、オイルと酸(レモン汁または酢)が1:1。これを基本として頭に入れておいてください。作り方自体は、容器で材料を合わせるだけ。何度か作って酸味と甘みのバランスを整えて、より自分や家族の好みに近づけましょう。

好みに合わせて。マリネ液のアレンジレシピ5選

1. ハニーレモンマリネ液

オイルはオリーブオイル、酸にはレモン汁を使い、はちみつを加えてはちみつレモン風味に。おすすめの食材は、ずばりパプリカ! 食材によって多少の時間差はありますが、15分ほど置けば具材に味が馴染みます。

材料(作りやすい分量)

・オリーブオイル……大さじ2杯
・レモン汁……小さじ2杯
・はちみつ……小さじ2杯
・塩……小さじ1/2杯

2. ガーリックマリネ液

にんにく好きにぜひとも試してほしいのが、ガーリックマリネ。いんげん、パプリカ、トマト、たこ、鶏肉など、にんにくの風味と相性が良いと考えられる食材でおいしいマリネを作れます。お酒にも合わせやすいので、ガーリック風味のマリネを作っておくと便利ですよ。

材料(作りやすい分量)

・砂糖……小さじ1杯
・酢……大さじ2杯
・塩こしょう……少々
・オリーブオイル……大さじ3杯
・にんにく(すりおろし)……小さじ1/2杯

3. ピリ辛マリネ液

こちらはごま油をベースに作る、ピリ辛なマリネ液。輪切りにした赤唐辛子を加えることで、漬ける食材に辛味が移り、お酒のお供にもぴったりなマリネになります。まずは相性の良いねぎやきのこ類で試してみて。

材料(作りやすい分量)

・砂糖……小さじ2杯
・酢……大さじ1杯
・しょうゆ……大さじ2杯
・赤唐辛子(輪切り)……1本分
・ごま油……小さじ2杯

ハーブマリネ液

ハーブの一種、オレガノを使ってより豊かな香りを楽しめるマリネ液に。イタリアンパセリやルッコラ、ローリエなどを使っても、華やかな風味のマリネを作ることができます。食材は、使用するハーブに合ったものをぜひ。オレガノを使うなら、ミニトマトがおすすめです。

材料(作りやすい分量)

・リンゴ酢(穀物酢でも可)……大さじ1杯
・オリーブオイル……大さじ1杯
・砂糖……小さじ1杯
・塩……ひとつまみ
・オレガノ(乾燥)……小さじ1/2杯

和風マリネ液

和食の食卓にのせるマリネなら、和風に味を調えたマリネ液を作るのが正解。ごま油をベースに、ポン酢で酸味を足し、醤油で“らしい”風味を加えることで、和膳にのせても違和感のない和風なマリネができあがります。

おすすめの具材は、たとえばなす。しっかり味が馴染んだら、かつお節や青ねぎをちらして召し上がれ。

材料(作りやすい分量)

・醤油……大さじ2杯
・ポン酢……大さじ1杯
・ごま油……大さじ1杯
・白すりごま……大さじ1杯

まずは定番。マリネに合う野菜7選

1. パプリカ

赤に黄色にオレンジと、カラフルなパプリカは、食卓を華やかにしてくれる見栄えの良い食材。サッとゆでたり焼いたりしてからマリネすることで、旨みがギュッと凝縮し、濃厚な風味のマリネに仕上がります。

2. トマト

鮮やかな赤が食欲をそそるトマト。マリネにすると、しっかりとした旨みとほのかな酸味が強調され、よりおいしく感じられます。中玉、大玉で作るのも良いですが、おすすめはミニトマト。色とりどりのミニトマトのマリネが並んだお皿は、目にもおいしいひと皿となります。

3. 玉ねぎ

マリネの定番食材のなかでも人気の高い玉ねぎ。スライサーで薄くカットしてマリネするのが一般的ですが、ただ切っただけでは辛みがたつので、まずは塩もみし、水洗いしてから漬け込むようにしましょう。

また、焼き玉ねぎにしてからマリネするのもおすすめ。香ばしさが加わり、ひと味違う仕上がりになります。

4. なす

なすを使ったマリネも好きな人が多いのでは。フライパンで加熱してトロッとさせてから漬け込むレシピをよく見ますが、揚げなすにしてからマリネするのもおすすめです。にんにく、トマトと合わせて洋風にするのも良いですが、だしや大葉と合わせて和風にしてもおいしいですよ。

5. きのこ

きのこを使ったマリネは、健康的な副菜として、冷蔵庫に入れておきたい作り置きです。シンプルに1種類のきのこを使って作るマリネも良いですが、まいたけ、えのき、エリンギなど各種のきのこを合わせて作ってもおいしく仕上がります。

6. ねぎ

長ねぎを使ったマリネは、そのまま食べておいしいのはもちろん、ほかの食材と合わせてサラダのように食べても良し、肉や魚のメインおかずに添えて良しという使い勝手の良い常備菜です。

意外と余りがちな長ねぎを使い切りたいとき、安価でたくさん手に入ったとき、ぜひ試してみてください。

7. セロリ

シンプルにセロリだけで作ってもおいしいですし、にんじんと和えてもおいしいマリネに仕上がります。レモンの香りと相性が良いので、作るときの酸味はぜひレモン汁で。独特な風味と、シャキシャキとした歯応え、きっとクセになるはずです。

おしゃれに。マリネに合う魚介類5選

1. サーモン

見た目にも豪華なサーモンのマリネ。いつもの食卓ばかりでなく、ホームパーティーや記念日の前菜にもぴったりです。しっとりとして味が強いサーモンはシャキシャキで辛みのある玉ねぎと相性抜群!

でき上がったマリネを水菜やルッコラ、ベビーリーフなどの葉物野菜と合わせれば、おしゃれなサラダに変身させるのも簡単ですよ。

2. タコ

お酢と相性の良いタコは、マリネにはもってこいの食材。レモンを効かせてトマトやきゅうり、玉ねぎなどと一緒にマリネすれば、見た目もおしゃれなデリ風に仕上がります。ちぎったバジルと和えたり、イタリアンドレッシングを合わせたりするのもおすすめ。

3. ホタテ

プリプリでコリコリな食感が楽しいホタテも、マリネという調理法に良く合う食材のひとつです。ホタテのやわらかな身の甘さは、たとえばトマトの酸味と相性バッチリ。にんにくを効かせたマリネ液で洋風に仕上げれば、ひと際おしゃれなひと品に。

4. えび

上記したタコやホタテとも相性が良いえび。プリプリのえびと旨みの強いタコやホタテを組み合わせたマリネは、おいしさだけでなく、食べ応えの面でも満足感の高い仕上がりとなります。

5. イカ

新鮮でおいしそうなイカを見つけたら、やってほしいのがマリネ。さっとゆでたイカはやわらかく、風味的に酸味ともよく合うので、マリネにはとても向いている食材です。相性の悪い食材がむしろ少ないくらいなので、アレンジは自由自在!

意外といける!マリネに合う肉類3選

1. 生ハム

シャキシャキとした生野菜と、ほどよく塩気が聞いた生ハムを合わせれば、おいしいマリネができあがります。上手に作るコツは、重なっている生ハムは丁寧に剥がし、適当にちぎってからマリネ液に着けること。甘酸っぱく仕上げれば、ワインによく合うおつまみに。

2. 鶏の唐揚げ

意外と思われるかもしれませんが、鶏の唐揚げを使ったマリネ、おいしいんです。酸味を効かせるので、唐揚げなのにあと口はさっぱり。パプリカやトマトを合わせ、葉物野菜を添えれば、かなり見栄えも良くなりますよ。

3. ベーコン

カリカリに焼いたベーコンを使うと、ふつうのマリネとはひと味違う食感のひと品に。脂の甘さとマリネ液の酸味が混ざり合って、とてもあと引く味わいとなります。合わせる食材は、焼いたベーコンと異なる食感のものがおすすめ。きのこやパプリカ、大根やれんこんのような根菜とも相性バッチリです。

彩り豊かなさっぱりマリネを食卓に

上記したように、好みに合わせていろいろな食材を使って作れるのがマリネの魅力。自然、彩りが華やかになり、食卓が華やぐ副菜となります。

自分の家の食卓には色味がかける……なんて方がいるなら、それはきっとマリネの出番!見た目も食感も彩り豊かなマリネを作って、地味な食卓に慣れた家族を驚かせてみませんか?