設備更新の不手際でサブブランドやMVNOを含んだソフトバンク回線からKDDI回線へSMSが送信できず!

ソフトバンクは8日、KDDIが設備を更新した影響によって2021年9月23日(木)午前1時47分から9月29日(水)午後5時24分までの間に同社からKDDI宛のSMSの一部が送信できない事象が発生していたと発表しています。

調査の結果、KDDIの一部設備のソフトウェア更新時に通信事業者間でSMSを送受信する際に必要な設定更新に関する日時情報についてKDDIからの説明が不十分であったことから、ソフトバンク側の設備にその更新情報を反映できなかったことが原因と判明しました。

影響範囲は携帯電話サービス「SoftBank」や「Y!mobile」、「LINEMO」、ソフトバンク回線の仮想移動体通信事業者(MVNO)からKDDIの携帯電話サービス「au」や「UQ mobile」、「povo」、KDDI回線のMVNOへSMSを送信した場合。

影響数はこれらのソフトバンク回線からKDDI回線へ送信したSMSの一部で約86万通(約49万回線)とのこと。なお、ソフトバンクでは本事象を把握した後にKDDIへ対応を要請し、現在は通常通りに送信できていることを確認しているということです。


ソフトバンクではKDDIの一部設備のソフトウェア更新時に通信事業者間でSMSを送受信する際に必要な設定更新に関する日時情報についてKDDIからの説明が不十分であったことからソフトバンク側の設備にその更新情報を反映できなかったため、ソフトバンク回線からKDDI回線へ送信したSMSの一部が届かなかったということです。

ソフトバンクではKDDIにおいて対象となる設備を迂回したことですでに復旧しているとのこと。また今後は同様の事象が発生しないようにKDDIと再発防止に向けた協議を行っていくとしており、ソフトバンクおよびKDDIでは利用者に多大なる迷惑と不便をかけたとして深く謝罪しています。





記事執筆:memn0ck


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