「鮭&明太子おにぎり」をコンビニ食材で劇的アレンジ!【野永喜三夫さんの「ヤバうま!」おにぎり #2】
ちょい足しで激変!鮭と明太子のアレンジおにぎり
この連載では新米をより手軽においしく楽しむ方法として、老舗日本料理店「日本橋ゆかり」の野永喜三夫さんに、コンビニ食材だけで簡単に作れるおにぎりのレシピを教わっていきます。
初回は、誰でも失敗なしで作れる基本の“三角おにぎり”の握り方をお聞きしました。2回目以降は、野永さん特製のアレンジレシピをたっぷり紹介してもらいます。おにぎりは具材がワンパターン化しがちですが、和食の巨匠である野永さんの手にかかればあっと驚く味に大変身!おにぎりのバリエーションを増やしたい人は必見ですよ。
今回アレンジしていただくのは、macaroniの「おにぎりの人気具材ランキング」でも1位を獲得した鮭おにぎりと、ピリ辛味がたまらない明太子おにぎり。どちらも合わせる食材によって、そのおいしさがぐんとアップするそうです。
「おにぎりには、味がしっかりした具材がよく合います。塩をふらなくてもおいしく食べられるよう、はっきりした味付けになる組み合わせを考えました。
鮭にはみそとバターをプラス。明太子にはさらに辛さが増すよう、おつまみのいかフライを合わせました。それぞれ調味料のコクや、油の旨味が加わって定番とはまた違った味わいが生まれますよ。さらにどちらのレシピも包丁を使わないので、めちゃくちゃ手軽です!」
出汁入りみそで簡単!鮭みそバターおにぎり
「いつも実際にある料理から着想を得てレシピを考えていますが、今回イメージしたのはちゃんちゃん焼き。みそとバターを鮭フレークに絡ませれば、ごはんがどんどん進む味わいに変化します。どちらの調味料も練ってペースト状にできるので、液体調味料と比べておにぎりが崩れにくいのもよいところです。
今回は個人的におすすめのセブンプレミアムの鮭フレークに、コンビニでも買える出汁入りみそと有塩バターを合わせました。あらかじめ出汁が入っているみそを使えば、混ぜるだけで旨味がプラスされるのもポイント。具材が余ったらディップとしてきゅうりにつけて食べてもおいしいですよ」
材料 (2人分)
・ごはん……180g
・鮭フレーク……10g
・合わせみそ……5g
・バター(有塩)……5g
・焼き海苔……2枚
作り方
1. みそとバターを混ぜる
ボウルにみそとバターを入れてゴムベラを使って練るように混ぜ合わせます。
「練り込みやすいようにバターは常温に戻しておきましょう。軽くレンジで温めてもよいですが、液状になるとおにぎりが崩れやすくなってしまいます。ペースト状の具になるよう加熱時間を調節してください」
2. 鮭フレークを加える
みそとバターが混ざったら、鮭フレークを加えてよくかき混ぜます。
3. ごはんに具をのせる
40cmほどの長さに切ったラップにごはんを90g広げます。真ん中にくぼみを作ったら、2を半量のせます。
4. 三角形に握る
ラップを使ってまとめながら、両手で三角形に成形します。
5. 焼き海苔を巻く
焼き海苔1枚をまな板にのせたら、中央の位置におにぎりをおきます。おにぎりの両側を焼き海苔で巻いたら完成です。
ピリ辛がクセになる!明太いかフライおにぎり
「明太子に合わせたのは、ピリ辛味のいかフライです。両方ともコンビニに売っています!
どちらも魚介が原料なので、相性がよく味がまとまりやすいんです。ピリ辛のいかフライでさらに辛味がプラスされることで、辛いもの好きな人にとってはたまらない味わいに。どちらかというと子どもより大人向けのおにぎりかもしれませんね。
天かすを入れるおにぎりのレシピがありますよね?いかフライはその代わりとして考えました。いかフライの風味と旨味、クリスピーな食感が合わさって、明太子おにぎりがより一層おいしくなります」
材料(2人分)
・ごはん……180g
・明太子……ひと切れ(10g)
・いかフライ(ピリ辛味)……1枚(10g)
・焼き海苔……2枚
作り方
1. 明太子といかフライを混ぜる
ボウルに明太子といかフライ1枚を入れます。いかフライをスプーンを使って細かく砕きながら混ぜ合わせます。
「細かく砕くときにいかフライが飛びやすいので気をつけましょう。スプーンで押し込むように力を入れると、砕きやすいですよ。粗めに砕けば、パリパリとした食感が残るのでおすすめです」
2. ごはんに具をのせる
40cmほどの長さに切ったラップにごはんを90g広げます。真ん中にくぼみを作ったら、1のを半量のせます。
3. 三角形に握る
ラップを使ってまとめながら、両手で三角形に成形します。
4. 焼き海苔を巻く
焼き海苔をまな板にのせたら、中央の位置におにぎりをおきます。おにぎりの両側を焼き海苔で巻いたら完成です。
「これはお好みですが、最後におにぎりのてっぺんに具材を少しだけトッピングするのもおすすめ。見た目が華やかになり、ごちそう感が出ます!」