おかきの衣でサクッとジューシー!「いちじくのフリット きのこあんかけ」【秋のごはん泥棒レシピ#2】

簡単なのに本格的!いちじくのフリット きのこあんかけ

10月の毎週金曜日連載「秋のごはん泥棒レシピ」では、ごはんに合うさまざまな一品料理を、新進気鋭のシェフに紹介してもらいます。

第二回は、「いちじくのフリット きのこあんかけ」。

レシピを教えてくれたのは、東京 渋谷の「Bistro Rojiura(ビストロ ロジウラ)」の鈴木シェフです。

「今回は、野菜と相性の良いいちじくをチョイスしました。自然な甘みが特徴のいちじくは食感がナスに近くて、おかずにも使いやすいんです。

ポイントは、衣におかきを使うことでパン粉とは違ったサクサク食感を表現していることと、いろいろなきのこを使って奥深い味わいに仕上げていること。しょうゆ風味のきのこあんが、ごはんによく合いますよ」

材料(1~2人前)

・いちじく……2個
・小麦粉……大さじ2杯
・卵白……1個分
・粉おかき……50g(おかきをすりこぎ棒などで叩いて割ったもの)
・青ゆず皮(すりおろし)……少量
・揚げ油……適量

〈きのこあん〉
・きのこ(しいたけ、しめじ、まいたけ、えのき)……各20g
・かつおだし……250cc(水1Lに対して、昆布30g、かつおぶし20g)
・濃口しょうゆ……15cc
・みりん……15cc
・水溶き片栗粉……小さじ2杯
・ゆずの搾り汁……小さじ1杯

作り方(4ステップ)

1. きのこと調味料を火かけて、きのこあんを作る

鍋にだし、しょうゆ、みりん、きのこ類すべてを鍋に入れます。きのこは手で細かく裂き(可能なもの)、しいたけは包丁で薄切りにしましょう。火にかけて沸騰したら、5分ほど煮ます。

水溶き片栗粉を入れて、とろみをつけます。ゆずの搾り汁を加れば、きのこあんの完成です。

2. いちじくの皮をむいて、衣をつける

いちじくのお尻のほうから包丁を入れて、皮をむきます。

皮をむいたいちじくに、小麦粉、卵白、粉おかきの順に衣をつけます。

「衣づけには、黄身を抜いた卵白だけを使いましょう。よりサクっと軽く仕上がりますよ」

3. いちじくを揚げる

衣をつけたいちじくを、170~180℃に熱した油でサッと揚げましょう。

「いちじくは生でも食べられるので、衣がきつね色になればOKです」

4. いちじくのフリットに、きのこあんをかけて完成

いちじくのフリットを半分に切って器に盛り、上から1のきのこあんをかけます。

仕上げに青ゆずの皮を削って散らせば、完成です!

香ばしさとうまみが口いっぱいに広がる!

いちじくの衣はサクっと軽い食感で、おかきならではの香ばしさが食欲をそそります。おかきを衣にしてしまうというのは、さすがのアイデア。お米が原料なので、ごはんにもぴったりなんです。中はとろっと、果物ならではのジューシーな甘さが口いっぱいに広がります。

きのこあんは、4種それぞれのきのこの旨味がたっぷり。しょうゆ味×ゆずの酸味でさっぱりと、最後に爽やかな青ゆずの香りが鼻に抜けていきます。

「きのこあんはさっと煮るだけ、むずかしそうないちじくのフリットも衣をつけて揚げるだけなので、想像以上に簡単ですよ」と鈴木さん。

味付けもシンプルなのに、まるで料亭で出てくるような本格的な仕上がりです。

次週は「戻り鰹のたたき 大葉味噌とモロヘイヤ和え」を紹介

取材協力

店舗名:Bistro Rojiura(ビストロ ロジウラ)
公式SNS:https://www.instagram.com/rojiura_restaurant/?hl=ja
電話番号:03-6416-3083
最寄駅:JR・私鉄・地下鉄 渋谷駅から徒歩8分
郵便番号:150-0042
住所:東京都渋谷区宇田川町11-2 宇田川柳光ビル 1F
市区町村:渋谷区
町域:宇田川町11-2 宇田川柳光ビル 1F
営業時間:朝食、ブランチ 8:00~15:00(L.O.14:00)ディナー 17:00~20:00(L.O.19:00)
定休日:月曜