アーセナルDF冨安健洋(左)とクラブの英雄ライト氏【写真:Getty Images】

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クラブOBライト氏が冨安のパフォーマンスを称賛、現地メディアは強化の手柄にも言及

 今季のプレミアリーグで開幕3連敗というクラブ史上最悪のスタートを切ったアーセナルだったが、第4節のノリッジ戦(1-0)以降は3連勝中。

 今夏に加入した日本代表DF冨安健洋は、ノリッジ戦から右サイドバックとしてピッチに立ち守備の安定に一役買っている。そんな冨安のパフォーマンスに、クラブOBの元イングランド代表FWイアン・ライト氏が賛辞を送っている。英メディア「THE BOOT ROOM」が報じた。

 26日に行われたプレミアリーグ第6節のトッテナム戦に3-1と完勝したアーセナル。冨安はリーグ戦3試合連続で先発起用されると、トッテナムの韓国代表エースFWソン・フンミンとのマッチアップでは手堅い守備で突破を許さず、空中戦においては無類の強さを発揮。クラブのファン投票でこの試合のマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出されるなど、イングランド国内での”冨安株”は上昇している。

 そんな冨安の充実ぶりに、クラブOBのライト氏が熱視線を送っている。「THE BOOT ROOM」によると、ここまでのパフォーマンスついて同氏は「とてつもなく感謝しているよ。彼は凄まじい。ただ事ではないね。まだデュエルで負けていないんだ」と、自身のポッドキャストで称賛。英サッカー情報サイト「Squawka」によると、冨安はプレミアリーグデビュー以降、3試合でいまだにドリブル突破は許していないといい、その安定感にクラブのレジェンドも唸った。

 記事では、今夏の補強面におけるクラブの働きぶりにも触れられ、開幕当初は批判を受けていたスポーツディレクター(SD)のエドゥ氏について「ベン・ホワイトに5000万ポンド(約75億円)を費やし、さらに3000万ポンド(約45億円)をGKに使った。だが、トミヤス(の補強)は神業だ」と指摘。一方、冨安については「誰も彼を追い越すことはできない。守備がしっかりしていて、攻撃にも貢献しているトミヤスは、まだ22歳という若さにもかかわらず、素晴らしい活躍をしている」と最大級の評価が下された。

 ボローニャからビッグクラブのアーセナルに移籍し、一気に評価を高めている冨安。22歳DFのさらなる活躍に期待が懸かる。(Football ZONE web編集部)