北海道出身ライターが必ず買って帰る「函館のご当地みやげ」7選
食楽web
北海道・函館出身のライターが帰省時に必ず買って帰る「函館限定のお土産」をピックアップ! 最近はインターネットでも購入できるようになっていますので、比較的手に入りやすいですよね。気になった一品があったらぜひ、北海道ならではのグルメを味わってみてください。
『ペイストリースナッフルス』の「チーズオムレット」各種
1998年、函館で生まれた『ペイストリースナッフルス』は、厳選した食材を使用し、職人が丁寧に手作りした製菓が人気。中でも観光客にも好評なのが「チーズオムレット」です。今回は、2021年6月から販売中の「ホワイトチョコレートチーズオムレット」を購入してみました。
白い恋人でおなじみの『ISHIYA』とのコラボレーションした一品で、チーズオムレットらしいチーズの濃厚さと、とろけるようなスフレ食感をいかしつつ、「白い恋人」のやわらかな風味のホワイトチョコレートをプラスしたミルキーな甘さを堪能できます。
『五勝手屋本舗』の「五勝手屋羊羹」
1870年に北海道檜山郡江差町で誕生した和菓子店『五勝手屋本舗』の羊羹です。金時豆をベースに作られる珍しい羊羹は、筒状の容器に流し込んで作られています。
食べる時は、上の蓋を取り、下から指で押し出し、添付の糸を使って一口ずつ切っていただきます。甘すぎず、金時豆本来の風味を堪能できる名品。上部に砂糖がコーティングされていて、一口目のジャリッとした食感が最高のごちそうなのです。
『有限会社たかせ』の「大人の塩辛 みそワイン」と「みそ辛ラー油」
函館といえばイカの塩辛ですが、肝の独特な香りが苦手という人も少なくないでしょう。そんな人にこそおすすめしたいのが、函館七飯町の『有限会社たかせ』と『はこだてわいん』の共同企画で誕生した味噌とワインで漬けた塩辛です。
味噌のおかげで、あの独特な香りが良い具合に消されています。さらに、赤ワインのコクが追加され、バターを塗ったバゲットに乗せて食べたくなるおしゃれな味! お酒好きに贈りたい一品です。ご飯のおかずにするなら、七飯産リンゴ果汁入りラー油に漬け込んだピリ辛の「みそ味ラー油」がイチオシです。
バターをおつまみにワインが飲める!?「トラピストバター」
下田とともに、鎖国を経て開港したのが函館ということもあり、教会や西洋風の建物も多く異国情緒あふれる町並みが見所ですね。この「トラピストバター」は中世から続くフランスのシトー会修道院の伝統製法による発酵バター。歴史深い一品なのです。
ミルキーでコクのあるバターは、チーズのように発酵熟成させており、香りも豊か。バターをおつまみにワインが飲めるほどなのです。クラッカーやバゲッドに塗って、バターそのものを味わってみてください。
『カールレイモン』のソーセージ各種
創業1925年、“胃袋の宣教師“と呼ばれたドイツ人マイスターのカール・レイモンが始めたハム・ソーセージ専門店。本場ドイツ伝統製法が守られ、現在も継承され親しまれています。
スモークの良い香りに、しっかり塩気もきいていて、ご飯のおかずはもちろん、ビールとの相性もバツグン。天然腸のパリッと小気味の良い食感とともに、ジューシーな肉汁があふれます。おすすめは絶妙な配合で香りも良く、肉の旨みを引き立てる「ハーブソーセージ」です。
『嘉福堂キッチン』の「函館雪ん子」
厚沢部で収穫される白いさつまいもを使ったスイーツ。雪のように白く、雑味の少ないスイートポテトは、すっきりした甘みと豊かな香りが特徴です。本来の食感や風味を損なわないため、皮むきや裏ごしは全て手作業で行なっています。
道南地方の生乳のみを使った「函館牛乳」と合わせたスイートポテトのペーストをオーブンで焼き上げることで、より旨味を凝縮。隠し味に生クリームを忍ばせ、求肥でやさしく包み込んだ新感覚のスイーツです。半解凍で食べれば、某だいふくアイスのような食感を楽しめます。
北海道限定で復刻!『道南食品』の「サイコロキャラメル」
このパッケージを見て、思わず懐かしい~と感じる人も少なくないでしょう。1927年10月より2016年3月まで『明治』が製造していた「サイコロキャラメル」。終売した同年より、『道南食品』が製造を引き継ぎ、現在は北海道限定で復刻しています。
ミルクの甘さとコクが口いっぱいに広がり、なんとも言えないノスタルジック気持ちにさせてくれます。レトロで可愛いパッケージは、ばらまき系のお土産にもピッタリ。手軽に配れますし、意外と男性にウケることが多いです。
特に「トラピストバター」と「塩辛みそ」は冷蔵庫に常備するほど大好きな一品。ぜひお試しください。
(撮影・文◎亀井亜衣子)