料理を「うまい」と感じるハードルは、「低い方」が幸せかも? 比較スライドに反響
舌が肥えている人と肥えていない人のイメージを比較した2枚のスライドが、ツイッターで話題になっている。
こちらは、「パワポ芸人」として活躍するトヨマネ(@toyomane)さんが2021年9月6日、
「『うまい』と感じるハードルは低い方が幸せかもしれない」
というコメントとともに投稿した画像。
「まともなディナー」や「ルームサービス」に慣れた「舌が肥えている人」にとって、お手軽な料理は食べられたものでないのではないか、というトヨマネさん自身のイメージが表現されている。
一方、投稿者を含めた「舌が肥えていない人」といえば......
どんな料理も楽しめるとのこと。「舌が肥えた人」が「ミスった料理」と感じそうなものでも、「何か炒めたやつ」として美味しく食べられる、といったように、同じイラストでも添えられている言葉まで変わっている。
これが本当であれば、舌が肥えることは必ずしも幸せではないのかもしれないが......。
「舌が肥える」ってどういうこと?
あくまでイメージとしつつも、料理に対する両者の感想の大きな違いがわかりやすく図解されている。
このツイートには、こんな反応が。
「旨いと思う範囲が広い方が人生楽しいですよね」
「これでいう舌の肥えてる人のほうがグルメな良い舌ってイメージあるのはなんでだろ?なんでも旨いと思えるほうが良い舌でしょ」
「舌が肥えてるって高級志向じゃなく、食べたものの味を理解できる能力だと自分は思ってます。お吸い物味わって何の出汁か理解したり、隠し味に何使ってるか理解したり。身体が飲み込む事を拒絶するくらい不味いものを食べたことあれば、大抵の食べ物は美味しいと感じるので、自分は舌肥えてないと思う」
「『舌が肥える』って美味しさに詳しくなることだと思うんですよねー
グレードが上がると言うより種類が増える感じですかね
文字通り酸いも甘いも知ってるから高ければ絶対に美味いとは限らないことも知ってるし、チキンラーメンに秘められた可能性や最強のもやしの食べ方も知ってるみたいな」
このスライドに共感する声がある一方で、「舌が肥える」というのは図のような状態ではない、という意見も。
トヨマネさんは、様々な反響を受けたうえで、
「色々とご意見をいただく中で、最初のスライドは『舌が肥えている人』と言うより、『高級なものしかおいしいと感じられなくなってしまった人』だということがわかってきました。いずれにせよ、たくさんのものをおいしいと感じられる方が人生が楽しめそうです」
とのコメント。
ちなみに私個人としては、高級すぎて美味しいと感じなかった料理も数多く存在する。高級な料理をご馳走たらしめるのは、何よりも自分の舌なのだろう。
はてさて、私の舌は肥えているのだろうか、それとも......?(ライター:Met)