8月24日に発売されたキムチチゲ風スープ(左)とコムタン風スープ(右)

写真拡大

セブン&アイホールディングス(東京・千代田)のプライベートブランド「セブンプレミアム」から販売している「ごぼう麺」シリーズが、人気だ。一食当たり62〜85キロカロリー、食物繊維が多いゴボウのイメージから、「ダイエット食」として活用する人をツイッターでは見かける。

「麺」と名前についているが、実はちょっと違うその「正体」に驚かされた。

SNSでの「愛称」ヒントに

「ごぼう麺」と聞いた時、どんなものを思い浮かべるだろうか? 男女3人に商品が描かれているパッケージだけを見せ、何に見えるか聞いたところ、「ゴボウを練りこんだ麺」や「平麺」と返ってきた。

しかし、開封すると、細切りでフリーズドライになっているゴボウが現れた。実はインターネット上でも「麺じゃなくてごぼうだった」という書き込みがある。

麺だと思って間違えてしまう消費者はいないのか。J-CASTトレンドは2021年8月30日、セブン&アイ広報に聞いてみた。担当によると、

「そのようなお声は、今のところ届いておりません」

とのこと。この商品は、2019年10月から販売されていた「ごぼうをそのまま麺にした」シリーズのリニューアル。その名前とパッケージから、勘違いしている人が少ないのではないか、と話した。当時からSNSで反響が上がり、「ごぼう麺」と呼ばれていたのをヒントに、

「キャッチ―だと思い、(商品名を)変更しました」

と明かした。

健康ニーズに応えるために開発

ツイッターでは、ダイエット中や健康志向の人による「ごぼう麺」の投稿を見つけたことを話すと、

「ゴボウは、食物繊維のとれる食材です。健康ニーズに応えるために開発しましたので、応えられた結果なのだろう、と考えております。開発は、コロナ禍以前でしたが、コロナ禍で健康志向が高まっているところにマッチしたのではないでしょうか」

とのことだった。