XFN-ASIAによると、IEA(国際エネルギー機関)は13日、6月の石油市場月報を発表し、2006年の中国の石油需要見通しを従来の日量690万バレルから700万バレルに上方修正した。石油需要が前年同期比2.5%増と抑えられていた1−3月期と比べ、車の販売が好調なことを背景に4月の石油需要は同9.6%増加。ガソリン需要は同19.7%増加した。

  4−6月期の同国の石油需要見通しは同8.6%増で、その後は下げに転じるという。中国の4月の石油供給は前月の日量593万バレルを上回る610万バレル。5月にはさらに同620万バレルに上昇するとみられている。NDRC(国家発展和改革委員会)は、国内向けの在庫を確保するため、国営石油企業に対してディーゼルの増産と輸出量の制限を指示した。【了】