トルコ中銀、翌日物借入金利を1.75%ポイント引き上げ15%に=インフレ上昇で
AFX通信によると、トルコ中銀は7日、臨時の金融政策決定会合を開き、主要政策金利である翌日物借入金利を現行の13.25%から1.75%ポイント引き上げ、年15.00%とした。市場予想は1.00%ポイントの利上げだった。同中銀は、2002年初めから計27回の利下げを実施し、借入金利は年57.00%から13.25%に低下していたが、5月のインフレ率が年率で9.86%に急上昇し、今年末時点で同5.00%の政府目標の達成に不透明感が出てきたことから、今回、約5年ぶりの利上げに踏み切った。
トルコ通貨リラやイスタンブール株式市場の株価指数は、インフレ懸念に世界の金融市場の先行き不透明感などが加わり、先月から約14%も下落していた。
市場では、2001年の金融危機からの脱却に向けて、トルコ政府が受け入れたIMF(国際通貨基金)からの100億米ドル(約1兆1400億円)の新規融資(スタンバイ協定)の主要項目であるインフレ抑制への決意を示すものとして、同中銀の決定を評価している。【了】
トルコ通貨リラやイスタンブール株式市場の株価指数は、インフレ懸念に世界の金融市場の先行き不透明感などが加わり、先月から約14%も下落していた。
市場では、2001年の金融危機からの脱却に向けて、トルコ政府が受け入れたIMF(国際通貨基金)からの100億米ドル(約1兆1400億円)の新規融資(スタンバイ協定)の主要項目であるインフレ抑制への決意を示すものとして、同中銀の決定を評価している。【了】